練習 S4: REM 操作を使用する

この練習では、[REM 操作]ツールを使用して、スキャンしたモノクロ図面の欠陥を修正します。

関連する練習

この練習を行う前に、AutoCAD Raster Design ツールセットのオプションが「練習 A1: AutoCAD Raster Design ツールセットのオプションを設定する」で説明したとおりに設定されていることを確認します。

練習

  1. ¥Tutorial2 フォルダ内の図面ファイル Scanned_07.dwg を開きます。

    図面内のいくつかの線分が交点をオーバーシュート(交点を超えて延長)しているため、トリミングする必要があることに注意してください。その他の線分はアンダーシュート(交点に達していない)のため、適切な交点を形成するように延長する必要があります。

    線分をトリムする

  2. [ラスター]メニュー[ラスター図形処理][プリミティブ作成][線分]を選択します。
  3. トリム(短縮)する線分をクリックします。REM 線分はラスター線分の上に作成されます。
  4. 右クリックして、[繰り返し線分]をクリックします。トリムする別の線分をクリックします。
  5. トリムされた各 REM 線分の切り取りエッジを作成するために、Repeat Line[繰り返し線分]コマンドを再使用します。この場合の切り取りエッジは、交差するラスター線分で、ここがトリムされた線分の端点になります。他のコンテキストでは、ベクトル線分を切り取りエッジとして使用することができます。
  6. [ラスター]メニュー[ラスター図形処理][REM 操作][トリム]を選択します。
  7. 1 つまたはそれ以上の切り取りエッジをクリックし、次に右クリックして選択プロセスを終了します。
  8. 削除(トリム)する線分の端点をクリックします。その下のラスターと共に削除されます。
  9. 右クリックし、[Enter]を選択してコマンドを終了します。
  10. [ラスター]メニュー[ラスター図形処理][ラスター イメージに合成]を選択します。
  11. ラスター データに変換する REM 線分をクリックし、右クリックして選択プロセスを終了します。
  12. 右クリックし、[REM][すべて選択解除]を選択します。REM 線分が削除され、編集されたラスター データが残されます。

    線分を延長する

  13. [ラスター]メニュー[ラスター図形処理][プリミティブ作成][線分]を選択します。
  14. 延長する線分をクリックします。
  15. 右クリックして、[繰り返し線分]をクリックします。延長する別の線分をクリックします。
  16. 拡張する各線分に対して、ギャップの反対側に REM 線分を作成します。この線分は、延長する線分に対して境界エッジ(終点)となります。
  17. [ラスター]メニュー[ラスター図形処理][REM 操作][延長]を選択します。
  18. 延長した線分の境界エッジをクリックし、右クリックして選択プロセスを終了します。
  19. 延長するオブジェクトをクリックします。オブジェクトが延長されます。
  20. 右クリックし、[Enter]をクリックしてコマンドを終了します。
  21. [ラスター]メニュー[ラスター図形処理][ラスター イメージに合成]を選択します。
  22. ラスター データに変換する REM 線分をクリックし、右クリックして選択プロセスを終了します。
  23. 右クリックし、[REM][すべて選択解除]を選択します。REM 線分が削除され、編集されたラスター データが残されます。

    コーナー フィレットを作成する

  24. [表示]メニュー[ビュー管理]を選択します。 現在のビューを[フィレット ビュー]に設定します。修正が必要なコーナーフィレットが表示されます。
  25. [ラスター]メニュー[ラスター図形処理][プリミティブ作成][線分]を選択します。
  26. コーナー フィレットに向かって延長する線分の 1 つをクリックします。
  27. 右クリックして、[繰り返し線分]をクリックします。コーナーに向かって延長するもう一方の線分をクリックします。
  28. [ラスター]メニュー[ラスター図形処理][REM 操作][フィレット]を選択します。
  29. 丸いコーナーを作成するために r と入力し、線分を描くか数値を入力して半径を指定します。
  30. コーナーに向かって延長する 2 本の線分のいずれかをクリックします。
  31. コーナーに向かって延長するもう一方の線分をクリックします。コーナーが作成されます。
  32. [ラスター]メニュー[ラスター図形処理][ラスター イメージに合成]を選択します。
  33. ラスター データに変換する REM 線分をクリックし、右クリックして選択プロセスを終了します。
  34. 右クリックし、[REM][すべて選択解除]を選択します。REM 線分が削除され、編集されたラスター データが残されます。

    線分をオフセットする

  35. [ラスター]メニュー[ラスター図形処理][プリミティブ作成][線分]を選択します。
  36. コピーしてオフセットする線分をクリックします。線分が REM 線分に変換されます。
  37. [ラスター]メニュー[ラスター図形処理][REM 操作][オフセット]を選択します。
  38. オフセットする REM 線分をクリックします。
  39. REM 線分に垂直な線分をクリックしてドラッグし、オフセット距離を指定し、クリックして終点を指定します。
  40. オフセットする REM 線分をクリックし、オフセット線分を描くために線分の脇をクリックします。オフセット線分が描かれます。
  41. 進んだ練習: 円をオフセットする。名前の付いたビュー[Circle-A]を選択し、既存の円を REM オブジェクトに変換します。次に[オフセット]コマンドを使用して、大きな同心円を作成します。
  42. 図面を開いたままにして次の練習練習 S5: タッチアップ ツールを使用するに移ります。または、変更を保存しないで図面を閉じます。