分割ポイント標高のコントロール

同じサイト内の計画線が互いに交差して分割ポイントが作成されている場合、そのポイントは、最後に編集された計画線の標高を取得します。これは「後勝ち」ルールとして知られています。他方の計画線に異なる標高が設定されている場合、その計画線は交点で勾配変化点を取得します。

サイトに異なるスタイルの計画線が含まれている場合、分割ポイント標高をコントロールするために各スタイルに対して優先度を指定できます。詳細は、『AutoCAD Civil 3D 2011 ユーザ ガイド』の「グレーディング」の章の「概要 - 計画線サイト プロパティ」を参照してください。

分割ポイント上に実際のポイントがあるわけではないため、標高を直接編集することはできません。 一方の計画線を編集すると、その勾配は交点を通ってまっすぐに延び、他方の計画線は分割ポイントで分割されます。標高を割り当てずに計画線を AutoCAD 図形から作成する場合、新しい計画線には既定で標高ゼロ(0)が設定されます。分割ポイントの標高を直接編集する、またはポイントをコントロールしやすくするには、[IP を挿入]コマンドを使用していずれかの計画線のその位置に永続的なポイントを作成します。