注: この後の説明は、この例を理解する助けとして記述されています。注釈キーに関する完全な説明ではありません。注釈キーの一般的な情報については、「
概要 - 注釈キー」を参照してください。この例の操作を試す前に、基本的な注釈キーの作成方法を習得することをお勧めします。詳細は、「
例: 基本的な注釈キーを作成するには」を参照してください。
ポイントの作成時にコマンド ラインに入力する注釈は、ポイントの未処理注釈になります。未処理注釈は、UP5A のように 1 つの要素で構成することも、UPNO 104 のように複数の要素で構成することもできます。未処理注釈の先頭要素は、注釈キーの照合の際に注釈キーのコードと比較されます。未処理注釈の残りの要素はパラメータと呼ばれます。注釈キーに一致するすべてのポイントに対して完全な注釈を作成するためにそれらの要素を使用することができます。
この例では、UPNO <電柱番号>という形式の未処理注釈を U_POLE <電柱番号>という形式の完全な注釈に変換する注釈キーを作成します。たとえば、調査データの未処理注釈 UPNO 104 は、図面の完全な注釈 U_POLE 104 に変換されます。
未処理注釈 UPNO が注釈キーのコード照合のために使用され、104 が 1 番目のパラメータになります。
例: 注釈キーのパラメータを使用して完全な注釈を作成する
- [ツールスペース]の[設定]タブで、[注釈キー セット]コレクションを右クリックします。をクリックします。
- [名前]に、Format_Example と入力します。[OK]をクリックします。
Format_Example という名前の注釈キー セットが作成されます。
- Format_Example を右クリックします。をクリックします。
[注釈キー エディタ]が開きます。[注釈キー エディタ]が見当たらない場合は、[設定]タブの上部にある をクリックして、[パノラマ]ウィンドウを表示します。
この後の手順で言及されている列見出しが見当たらない場合は、列見出しのコンテキスト メニューを使用してそれらの列見出しを表示するか、列見出しを展開します。[注釈キー エディタ]で列を表示したり非表示にする方法は、リスト ビューで列を表示したり非表示にする方法と同じです。詳細は、「[ツールスペース]のリスト ビューを使用するには」を参照してください。
- [注釈キー エディタ]で、[コード]列見出しの下の先頭のセルをクリックし、コードとして UPNO と入力します。
このコードは、先頭要素が UPNO であるすべての未処理注釈と一致します。
- [ポイント スタイル]と[ポイント ラベル スタイル]両方の見出し列で、チェック ボックスをオンにします。標準スタイルが指定されていることを確認します。
注: 標準ポイント ラベル スタイルでは、ポイントの完全な注釈が表示されます。
- [形式]列見出しの下のセル内をクリックして、U_POLE $1 と入力します。
$1 は、未処理注釈の 1 番目のパラメータを参照します。この形式は、未処理注釈 “UPNO 104” を完全な注釈 “U_POLE 104” に変換します。詳細は、「注釈キーの形式リファレンス」を参照してください。
- [レイヤ]列見出しの下で、チェック ボックスをオンにし、セル内をクリックして、UP_LAYER という名前のレイヤを作成します。この注釈キーを使用して作成するポイントは、この UP_LAYER レイヤ上に配置されます。
- 他のすべての列見出しの下のチェック ボックスをオフにします。
- [注釈キー エディタ]を閉じます。
- 複数の注釈キー セットを定義してある場合は、Format_Example 注釈キー セットを検索順序の先頭に移動します。詳細は、「注釈キー セットの検索順序を変更するには」を参照してください。
- をクリックします。
- [ポイントを作成]ダイアログ ボックスで、 をクリックしてダイアログ ボックスを拡張します。
- [ポイントを作成]コレクションを展開し、次の設定を指定します。
- [その他]コマンド リストから[手動]を選択します。
- 新しいポイントの位置を選択します。
- プロンプトの指示に従います。注釈の入力を求められた場合、UPNO 104 と入力します。
ポイントは、注釈キー U_POLE 104 から得られた完全な注釈を使用して描画されます。