AutoCAD Civil 3D 2015 では、次の 2 つの設計基準ファイルが追加で提供されます。
- Autodesk Civil 3D Imperial (2011) Roadway Design Standards.xml
- Autodesk Civil 3D Metric (2011) Roadway Design Standards.xml
これらのファイルは、既定ではフォルダ C:¥ProgramData¥Autodesk¥C3D 2022¥<言語>¥Data¥Corridor Design Standards¥<単位> にインストールされます。
すべての数値は、全米州高速道路運輸協会(AASHTO)の刊行物で「グリーン ブック」と呼ばれる A Policy on Geometric Design of Highways and Streets (幹線道路および街路の幾何構造設計指針)、6th Edition, 2011 から取得されました。
一般的な情報
- 非横断勾配摺り付け道路の最小半径が追加されました。
- 設計速度 10 mph (15 kph)の最小半径が追加されました。
線形横断勾配摺り付け
- すべての横断勾配摺り付け率テーブルで、
e
max = 2.0 の横断勾配摺り付け率が RC (アドバース クラウン削除)に置換されました。
拡幅区間
- 拡幅区間: 標準の設計車両として、設計車両 WB-50 (WB-15)が削除され、(A Policy on Geometric Design of Highways and Streets (幹線道路および街路の幾何構造設計指針)、6th Edition, 2011 の表 3-26b からの) WB-62 (メートル単位の場合は WB-19)に置き換えられました。
- AASHTO·標準手法は、A·Policy·on·Geometric·Design·of·Highways·and·Streets (幹線道路および街路の幾何構造設計指針)、6th Edition, 2011 の方程式 3-31 (車線の幅と横方向のクリアランス係数)、3- 32 (車両のオーバーハング)、3-33 (追加の幅許容量)に相当します。AASHTO 標準手法では、結果的に車線の拡幅区間の値が大きくなります。
- AASHTO の簡易手法は、A·Policy·on·Geometric·Design·of·Highways·and·Streets (幹線道路および街路の幾何構造設計指針)、6th Edition, 2011 の方程式 3-31 に相当し、車線幅の変化を解決します。
プロファイル
- 制動停止視距の最小 K 値は、A·Policy·on·Geometric·Design·of·Highways·and·Streets (幹線道路および街路の幾何構造設計指針)、6th Edition, 2011 の表 3-34「Design Controls for Crest Vertical Curves Based on Stopping Sight Distance (制動停止視距に基づいた凸型縦断曲線の設計管理)」から取得されています。
- 追越視距の最小 K 値は、A·Policy·on·Geometric·Design·of·Highways·and·Streets (幹線道路および街路の幾何構造設計指針)、6th Edition, 2011 の表 3-35「Design Controls for Crest Vertical Curves Based on Passing Sight Distance (追越視距に基づいた凸型縦断曲線の設計管理)」から取得されています。
- ヘッドライト視距の最小 K 値は、A·Policy·on·Geometric·Design·of·Highways·and·Streets (幹線道路および街路の幾何構造設計指針)、6th Edition, 2011 の表 3-36「Design Controls for Sag Vertical Curves (凹型縦断曲線の設計管理)」から取得されています。
注: 次の項目の既定の設定は、
[縦断を作成]領域の縦断フィーチャの設定で確認できます。
- [制動停止時のオブジェクト高]
- [制動停止時の視線高]
- [追越時のオブジェクト高]
- [追越時の視線高]
- [ヘッドライトの角度]
- [ヘッドライトの高さ]