ポイントの転送ユーティリティを使用すると、ポイント データをソース ファイルから目的のファイルに転送することができます。どちらのファイルにも、ASCII(テキスト)ファイル、または Microsoft® Access データベース ファイルを指定することができます。
ポイント ファイルは、2 種類の形式で作成する必要があります。最初のファイル形式では、データの読み取り元となるソース ファイルのデータのレイアウトを記述します。2 番目のファイル形式では、データの書き込み先となる保存先ファイルのデータのレイアウトを記述します。
たとえば、ソース ファイルのポイント ファイル形式について、ポイントのプロパティとしてソースのポイント データ ファイルにポイント番号、標高、北座標、東座標、注釈がこの順序で含まれているとします。保存先ファイルのポイント ファイル形式については、ポイントのプロパティとして保存先のポイント データ ファイルに北座標、東座標、標高がこの順序で含まれているとします。この例では、データをソース ファイルから保存先ファイルに転送すると、ポイント番号と注釈は転送されず、標高値の位置が変更されます。
2 つのファイル間でデータを転送する場合、転送されたポイントがソース ファイルから削除されることはありません。
ポイント ファイルの形式のタイプは、ソース ファイルまたは保存先ファイルのタイプと一致している必要があります。たとえば、Microsoft Access データベース ファイルから ASCII(テキスト)ファイルにポイントを転送する場合は、Microsoft Access データベース(ソース ファイル)内のデータのレイアウトを記述したユーザのポイント データベース形式と、ASCII ファイル(保存先ファイル)内のデータのレイアウトを記述したポイント ファイルの形式を指定します。