この新しい強力な機能により、個々のコンポーネント インスタンスにプロパティを割り当てることができます。割り当てられたプロパティは、親アセンブリに格納されます。
iProperty とは異なり、インスタンス プロパティは参照コンポーネント ファイルに影響しません。インスタンス プロパティは、個々のコンポーネント インスタンスにのみ割り当てられ、カスタム iProperty をオーバーライドすることができます。インスタンス プロパティは、バルーン、引出線注記、パーツ一覧などの注記で使用できます。
インスタンス プロパティ:
- 個々のコンポーネント(パーツ、アセンブリ)のインスタンスに情報(タグ、プロパティ)を割り当てます。
- 直接の親アセンブリに保存されます。
- サブアセンブリに保存され、最上位アセンブリで使用できます。
- カスタム iProperty の拡張として表示することができます。
- カスタム iProperty とは別に存在するか、またはカスタム iProperty 値をカバー(オーバーライド)します。
- [インスタンス プロパティ]ダイアログ ボックスまたは[部品表]ダイアログ ボックスで作成、編集します。
- パーツ一覧、バルーン、引出線注記、およびスケッチ記号に含めることができます。
- インスタンス プロパティが存在しない場合、BOM、カスタム iProperty、パーツ一覧、バルーン、および引出線注記は、旧リリースと同様に機能します。
インスタンス プロパティの用途:
- ライブラリ(コンテンツ センター)コンポーネントのカスタム iProperty 値をオーバーライドします。
- 回路図から 3D モデルのコンポーネントにタグを追加し、それらのタグをドキュメントで使用します。
- 輸送ボックスまたはインストール内の個々のコンポーネントの場所を特定します。
- 部品表とパーツ一覧の個々のインスタンスを分離し、それらに特定の情報を追加します。たとえば、コンポーネントの設定や、可能なコンポーネントの置換です。
- 個々のコンポーネントまたはコンポーネント インスタンスにカスタム ID を追加し、アセンブリおよびサブアセンブリの図面内の項目番号を置き換えるために使用します。
- アセンブリ情報をモデルに追加します。たとえば、一連の手順番号を個々のアセンブリ コンポーネントに割り当てたり、溶接コンポーネントに溶接情報を追加します。
詳細については、「インスタンス プロパティの概要」または「インスタンス プロパティを使用するには」を参照してください。