プリファレンス(Preferences)ウィンドウのタイム スライダ(Time Slider)カテゴリでは、以下のプリファレンスを設定できます。
出荷時の既定の設定に戻すには、このウィンドウで
を選択します。これにより、プリファレンス(Preferences)ウィンドウ内のすべてのカテゴリのプリファレンスがリセットされることに注意してください。既定では、現在の時間単位を変更すると、再生タイミングを維持する形で既存のすべてのキーに設定されている時間が変更されます。たとえばフレーム 12film に設定されたキーは、現在の時間単位が NTSC に変更されると、同じ 0.5 秒のキーを表すフレーム 15ntsc に変更されます。このオプションをオンにすると、元の 12film のキーは 12ntsc になります。このオプションの既定の設定はオフです。上記の現在の時間(Time)単位が変更されると、このオプションはオンになります。
フレーム レートが変更された場合でもフレーム値を整数に維持するには、この設定を有効にします。Maya でフレーム レートを変更すると、現在のフレーム、フレーム レンジ、およびアニメーション範囲の数値が小数値に変換されることがあります。
既定ではこのオプションはオンになっています。フレーム レートを変更した後でフレームの数値を正確な値(24.80 など)にする場合は、このオプションをオフにします。
再生範囲の開始時間と終了時間を指定します。再生の開始時間と終了時間により、タイム スライダ(Time Slider)の再生範囲が指定されます。再生範囲は通常はアニメーション範囲内です。時間単位も指定することができます。「アニメーション プリファレンスを編集する」を参照してください。
アニメーション範囲の開始時間と終了時間を指定します。アニメーションの開始時間と終了時間により、タイム スライダの範囲が指定されます。再生範囲は常にアニメーション範囲内にあるため、アニメーションの開始および終了時間を変更すると再生の開始および終了時間も変更されることになります。アニメーション開始時間の既定は 1.00 です。アニメーション終了時間の既定値は 48.00 です。時間単位を指定することもできます。アニメーション プリファレンスを編集するを参照してください。
タイム スライダ(Time Slider)でのグリース ペンシル フレームの表示方法を設定することができます。既定はアクティブ(Active)で、現在のカメラにのみグリース ペンシル フレームが表示されます。
グリース ペンシル フレームがタイム スライダ(Time Slider)に表示されないようにするには、なし(None)に設定します。また、アクティブ カメラにかかわらずすべてのグリース ペンシル フレームを表示する場合は、すべて(All)に設定します。「タイム スライダ(Time Slider)でのグリース ペンシル フレームの表示をコントロールする」も参照してください。
タイム スライダ(Time Slider)上のキーを示すライン マーカーの外観を指定します。なし(None)、アクティブ(Active)またはチャネル ボックス(Channel Box)をクリックします。既定値はアクティブです。
Maya タイム スライダ(Time Slider)のキーフレームを表すキー マークの太さを変更します。キーの太さはピクセル単位で表されます。1x (既定の幅)、2x (2 倍の幅)、または 3x (3 倍の幅)をクリックします。
オンの場合は、キーを移動またはスケールすると、最も近いフレーム全体にキーがスナップされます。スケーリング時に 2 つのキーが同じフレームにスナップした場合は、2 つのキーが 1 つのキーにマージされます。このオプションは、既定でオフに設定されています。 また、タイム スライダ(Time Slider)を右クリックして、キーの自動スナップ(Auto snap keys)を選択することもできます。
シーンの再生スピードを指定します。すべてのフレームを再生(Play Every Frame)、24fps x 1、24fps x 0.5、24fps x 2、またはその他(Other)を選択します。その他(Other)を選択すると、フィールドがアクティブになり、カスタム再生スピードを入力できるようになります。再生スピード(Playback speed)には、設定(Settings)プリファレンスの作業単位(Working Units)セクションで設定されたフレーム レートが使用されます。既定はすべてのフレームを再生(Play Every Frame)です。
再生時間単位も指定することができます。「アニメーション プリファレンスを編集する」を参照してください。
次のフレームを表示する前に各フレームを更新しながら、シーン内のすべてのフレームを再生します。スピードは使用しているワークステーションが各フレームを計算して描画するのにかかる時間によって異なります。再生するフレームの増分は、再生倍速(Playback by)フィールドで指定します。たとえば、再生倍速の値が 2.0 であれば、フレームは 1 つおきに再生されます。
選択されている場合、設定(Settings)プリファレンスの作業単位(Working Units)セクションで設定された速度の 2 倍でシーンが再生されます。(Maya の既定の fps は 1 秒当たり 24 フレームです)。使用しているワークステーションの性能、シーンの複雑さ、および表示モード(たとえばワイヤフレームかスムーズ シェーディングか)などによって、Maya はすべてのフレームを再生しないこともあります。
選択されている場合、設定(Settings)プリファレンスの作業単位(Working Units)セクションで設定された速度の半分でシーンが再生されます。
選択されている場合、設定(Settings)プリファレンスの作業単位(Working Units)セクションで設定された速度の 2 倍でシーンが再生されます。
その他のスピード(Other Speed)設定で指定したカスタム再生スピードでシーンを再生します。
再生スピード(Playback Speed)がその他(Other)に設定されている場合にのみ使用できます。
シーンのカスタム再生スピード(フレーム/秒)を設定できます。たとえば、その他のスピード(Other Speed)値に 72 を指定すると、アニメーションは 72 fps で再生されます。
再生スピード(Playback speed)がすべてのフレームを再生(Play Every Frame)に設定されている場合に、再生する増分を指定します。たとえば、4 を入力すると、Maya は 4 フレーム(またはタイム)ごとしか再生しません。既定値は 1.000 です。再生時間単位も指定することができます。
スピードが超えることができない値を指定することで、アニメーションの再生スピードをクランプできます。このオプションは、複雑なパーティクル エフェクトが存在するシーンのように、変動レベルの CPU 活動が重くなっているシーンを操作している場合に便利です。
最大再生スピード(Max Playback Speed)に何も指定しません。
シーンのアニメーションの全体的な再生スピードをできる限り高速に指定しますが、24 fps を超えることはありません。
シーンのアニメーションの全体的な再生スピードをできる限り高速に指定しますが、12 fps を超えることはありません。
シーンのアニメーションの全体的な再生スピードをできる限り高速に指定しますが、48 fps を超えることはありません。
ワークスペースのレイアウトに複数のビューが含まれる場合(たとえば、パネル > レイアウト(Panels > Layouts)から選択した場合)、現在アクティブ ビューだけでシーン再生を行えばパフォーマンスを向上させることができます。アクティブ(Active)またはすべて(All)をクリックします。既定値はアクティブ(Active)です。
シーンは現在アクティブ ビューだけで再生されます。
シーンはすべてのワークスペース ビューで再生されます。