移動(Move)/回転(Rotate)/スケール(Scale)の統合マニピュレータを使用する

統合された移動(Move) /回転(Rotate) /スケール ツール(Scale Tool)では、移動、回転、スケールのハンドルがすべて 1 つのマニピュレータ上に表示されます。1 つのオブジェクトに対して多数の移動、回転、スケール操作を行う場合には、個々のツールを使用するよりも、簡単に変換できます。

統合された移動/回転/スケール ツール(Move/Rotate/Scale Tool)を使用するには

  1. 修正 > トランスフォーム ツール > 移動/回転/スケール ツール(Modify > Transformation Tools > Move/Rotate/Scale Tool)を選択します。

このマニピュレータは、移動、回転、スケールのツールのハンドルを 1 つに統合したものです。移動/回転/スケール ツール(Move/Rotate/Scale Tool)比例修正ツール(Proportional Modification Tool)では、このマニピュレータが使われます。

移動ハンドルまたはスケール ハンドルがアクティブなときは、軸の回転リングは非表示になります。外側リングの回転リングをクリックすると、すべての回転ハンドルが表示されます。

注: 一部のツールでは、マニピュレータの中心から投影されるハンドルがもう 1 つ加わります。このハンドルをクリックすると、マニピュレータの軸がワールド空間とローカル空間の間で切り替わります。

ユニバーサル マニピュレータ(Universal Manipulator)

移動ツール(Move Tool)/回転ツール(Rotate Tool)/スケール ツール(Scale Tool)と同様に、ユニバーサル マニピュレータ(Universal Manipulator)では複数の変換ハンドルの機能を組み合わせて実行します。ただし、オブジェクトの変換はオブジェクト自体に対して相対的にではなく、バウンディング ボックスに対して相対的に行われます。

ユニバーサル マニピュレータ(Universal Manipulator)を表示するには、オブジェクトの選択前または後に、次の操作のいずれかを実行します。

オブジェクトの周りにユニバーサル マニピュレータ インタフェースが表示されます。

注:

ユニバーサル マニピュレータ(Universal Manipulator)はコンポーネントに対して機能しません。

オブジェクトを移動するには

  1. 次のいずれかを実行します。
    • マニピュレータの矢印の中心点を任意の方向にドラッグして、移動します。
    • いずれかの移動ハンドルを軸にドラッグして、軸に沿って移動します。
    • 移動矢印を選択し、正確な値を入力して、正確な量だけ移動します。

赤、黄、青のベクトル ラインと、関連付けられた値は、移動開始点からの距離を示します。

オブジェクトを回転させるには

  1. 次のいずれかを実行します。
    • 回転ハンドルをドラッグします。
    • 回転矢印を選択し、正確な値を入力して、正確な量だけ回転します。
      注:

      作業単位の設定に関わらず、入力された値の単位は度になります。

  2. ユニバーサル マニピュレータ(Universal Manipulator)の設定に応じて、オブジェクトは中心を基点に回転するか、バウンディング ボックスの現在のピボット ポイントを基点に回転します。

オブジェクトをスケールするには

  1. 次のいずれかを実行します。
    • バウンディング ボックスの頂点をドラッグして、反対側のコーナーを基点にスケールします。
    • [Shift]キーを押しながらバウンディング ボックスの頂点をドラッグして、均等にスケールします(中心を基点にスケールするには、[Ctrl]と[Shift]キーを押しながらドラッグします)。
    • サイズの値をクリックして正確な値を入力し、正確な量だけスケールします。
  2. ユニバーサル マニピュレータ(Universal Manipulator)の設定に応じて、オブジェクトは中心を基点にスケールするか、バウンディング ボックスの現在のピボット ポイントを基点にスケールします。

注: このツールはバウンディング ボックスに対して相対的に回転およびスケールするため、キーフレームが設定されている場合は予測できない結果になることがあります。したがって、このツールを使用してアニメートすることはお勧めしません。このツールを使用してアニメートする必要がある場合は、座標変換空間(Transform space)ワールド(World)に、回転軸(Rotate Around)ピボット(Pivot)に設定されている場合のみ実行するようにしてください。

関連項目