オブジェクトのタイプ

Maya には複数の種類のオブジェクトがあり、さまざまな用途に使用できます。対象物のモデリングに使用するオブジェクトがほとんどですが、シーンでさまざまな要素を構成するのに使用できる「ヘルパー オブジェクト」もあります。

注: ポリゴン プリミティブおよび NURBS プリミティブのモデリングや、カーブの描画をすぐに始めるには、「基本的な 3D オブジェクトとカーブを作成する」を参照してください。
ポリゴン オブジェクト(Polygon objects)

ポリゴン オブジェクトはフェース、エッジ、頂点で構成される 3D ジオメトリック オブジェクトで、「ポリゴン メッシュ」と呼ばれることもあります。ポリゴン メッシュは、ゲーム、映画、インターネット用に作成されるさまざまなタイプの 3D モデルに広く使用されています。

ポリゴン メッシュの基本や作成および編集する方法の詳細については、「ポリゴン モデリング」を参照してください。

NURBS (非均一有理 B-スプライン)サーフェス オブジェクト(NURBS (Non-Uniform Rational B-Splines) surface objects)

NURBS サーフェス オブジェクトは、U 方向と V 方向のカーブで定義され、パッチによって構成される 3D ジオメトリック オブジェクトです。このサーフェスは、コントロール ポイント間で補間され、スムーズなシェイプになります。NURBS は滑らかなカーブを描くため有機 3D 形態の構築に便利であり、工業デザイン、アニメーション、科学ビジュアライゼーションに多用されています。

NURBS の基本や作成および編集する方法の詳細については、「NURBS モデリング」および「NURBS の概要」を参照してください。

NURBS カーブ(NURBS Curves)

カーブは、オブジェクトの構成要素として、あるいはシーン内の他の要素として使われます。さまざまな方法でカーブから 3D オブジェクトを作成できます。また、そのカーブをアニメーションのモーション パスに使ったり、デフォメーションのコントロールに使うことができます。

カーブの描画方法や他の作成方法の詳細については、「NURBS カーブの作成」を参照してください。

テキスト(Text)

テキストは、タイプ(Type)ツールを使用して作成できる 3D テキストです。作成 > タイプ(Create > Type)を選択します。このツールにより、ブランディング、フライング ロゴ、タイトル シーケンスなど、テキストを必要とするプロジェクトを作成できます。

詳細については、「ポリゴン テキストを作成する」を参照してください。

コンストラクション プレーン(Construction planes)

コンストラクション プレーンは、XYZ 軸以外の方向に沿ってオブジェクトを作成しやすくする単純なプレーンです。作成 > コンストラクション プレーン(Create > Construction Plane)を選択します。

ライブ サーフェスにする(Make Live)ツールを使ってコンストラクション プレーンを「ライブ」にすると(「ライブ サーフェスを設定する」を参照)、すべての描画がプレーンにロックされます。

イメージ プレーン(Image planes)

イメージ プレーンは、さまざまなイメージを「投影」できる 2D プレーン(グリッド)です。通常は、オブジェクトをモデリングするときにイメージを参照する目的で使用したり、シーンのバックグラウンド イメージとして使用します。

カメラにアタッチされていないフリー イメージ プレーン(作成 > フリー イメージ プレーン(Create > Free Image Plane)を選択)、またはパース カメラにアタッチされたイメージ プレーン(パース ビュー パネルでビュー > イメージ プレーン > イメージの読み込み(View > Image Plane > Import Image)を選択)のいずれかを作成できます。

詳細については、「イメージ プレーン」を参照してください。

ロケータ(Locators)

Null と呼ばれることもあるロケータは、空間の位置を表すだけでレンダリングされない、アイコンのようなオブジェクトです。作成 > ロケータ(Create > Locator)を選択します。

ロケータは、大したものではないように聞こえますが、キャラクタのジョイントの親になったり、別のオブジェクトを拘束できるオブジェクトになったり、2 点間の距離の計測に使用できるなど、便利なヘルパー オブジェクトです。

関連項目