外観プロファイラ

外観プロファイラを使用すると、セット(検索および選択)およびプロパティ値を基にしてカスタム外観プロファイルを設定でき、モデル内のオブジェクトを異なるシステムタイプで色分けしたり、オブジェクトのステータスを見た目で区別するために利用できます。外観プロファイルは、DAT ファイルとして保存して、他の Autodesk Navisworks ユーザと共有することができます。

外観プロファイル セレクタは、オブジェクト選択基準および外観設定を定義します。オブジェクトの選択は、Autodesk Navisworks のファイルで使用可能な検索と選択のセットか、あるいはプロパティ値を基に行うことができます。

比較すると、プロパティ値を使用するほうが自由度があります。これは、検索と選択のセットでは、まずモデルに追加する必要があることと、モデルの特定の領域(レベル、フロア、ゾーンなど)をカバーするよう定義されることが多いためです。たとえば、モデル内にフロアが 5 つある場合、セットを使ってすべての「冷水」オブジェクトを特定するためには、フロアごとに 1 つ、計 5 つの「冷水」セレクタを設定する必要が生じます。一方、プロパティを基にした方法では、1 つの「冷水」セレクタで十分です。これは、検索対象がモデル全体となるためで、外部データベースとリンクしている場合は、それに起因する追加プロパティも検索されます。詳細は、「外部データベース リンク」を参照してください。

外観プロファイルに含めることのできるセレクタの数に制限はありません。ただし、プロファイル内でのセレクタの順序が重要です。外観セレクタは、上から下へ順番にモデルに適用されていきます。複数のセレクタに該当するオブジェクトの場合、一覧の中のセレクタが 1 つ適用されるたびに、オブジェクトの外観が上書きされていきます。現時点では、セレクタを一覧に追加してしまうと、その順序を変更することはできません。