オブジェクトのセットを作成し使用する オブジェクトのセットを使用する

Autodesk Navisworks では、類似するオブジェクトのセットを作成して使用できます。このセットを使用すると、モデルのレビューと分析が容易になります。

Autodesk Navisworks では、選択セットや検索セットを自分で保存することはできませんが、モデル内に保存された選択セットまたは検索セットを使用することは可能です。

選択セットでは、後の検索のために項目のグループが格納されます。このセットの背後にインテリジェンスは存在しません。モデルが変更されたとしても、選択セットを再度呼び出した場合は同じ項目が選択されます(これらの項目がモデル内で引き続き使用可能であると仮定しています)。

検索セットも、選択の結果の代わりに検索条件が保存される点を除き、同様の方法で機能します。そのため、モデル内に検索セットが保存されている場合は、Autodesk Navisworks でそれらの検索セットを使用して検索を実行し、結果として得られるオブジェクトを選択します。

選択セットと検索セットには名前を付け、コメントを含めることができます。また、シーン ビューでアイコンを使ってハイライト表示し、いずれかの選択セットをクリックしたときに、その選択セットをアクティブなセットに復元し、セット内のすべての項目を再選択することもできます。

選択セット

選択セットは、項目の静的なグループで、何らかのアクション(非表示への変更、透過性の変更など)を繰り返して実行するオブジェクトをまとめて保存しておく場合に便利です。選択セットでは、後の検索のために項目のグループが格納されます。このセットに高度な機能はありません。選択セットを呼び出すと、モデルが変更されていた場合でも同じ項目が選択されます(これらの項目がモデル内で引き続き使用可能であると仮定しています)。

検索セット

検索セットは、項目の動的なグループで、選択セットと同様な機能がありますが、後でモデルが変更されたときに検索を再実行できるように、選択結果ではなく検索条件が保存される点が異なります。特に CAD ファイルが継続的に更新され改訂されている場合には、検索セットは非常に強力なツールとなり、時間の節約に役立ちます。検索セットはエクスポートして、他のユーザと共有することも可能です。