[項目を検索]ウィンドウ

[項目を検索]ウィンドウは、共通するプロパティまたはプロパティの組み合わせを持つ項目を検索できるドッキング可能なウィンドウです。

左側のペインには、検索用選択ツリーがあり、その上部にはドロップダウン リストがあります。このペインでは、検索を開始する項目レベル(ファイル、画層、インスタンス、選択セットなど)を選択できます。

このドロップダウン リストのオプションは、[選択ツリー]ウィンドウに表示されるものと同じです。

右側のペインでは、検索ステートメント(検索条件)を追加できます。また、ボタンによって、シーンに適合する項目を検索したり、検索パラメータを XML ファイルとしてインポートしたりエクスポートすることが可能になります。

検索ステートメントを定義する

検索ステートメントには、プロパティ(カテゴリ名とプロパティ名の組み合わせ)、条件演算子、およびプロパティと照合する値が含まれます。たとえば、[クロム]含む[材料]を検索できます。

既定では、ステートメント条件に一致するすべての項目(たとえば、クロムを材料として使用しているすべてのオブジェクト)が検索されますが、条件以外の検索もできます。その場合は、ステートメント条件に一致しないすべての項目(たとえば、クロム材料を使用していないすべてのオブジェクト)が検索されます。

カテゴリ名とプロパティ名には、それぞれ Autodesk Navisworks インタフェースに表示されるユーザ文字列と、表示されない内部文字列(主に API で使用)の 2 つのパートがあります。既定では、両方のパートについて項目が照合されますが、必要に応じて、1 つのパートでのみ照合するように Autodesk Navisworks に指示することもできます。たとえば、ユーザ名を無視して検索を行い、内部名のみで項目を照合することもできます。これは、保存した検索を、Autodesk Navisworks のローカライズ バージョンを使用している可能性のあるユーザと共有する場合に便利です。

既定の設定を使用していないステートメントは、アイコンで示されます。このアイコンは、たとえば、ステートメントを否定したり、プロパティ値の大文字と小文字を区別しないように設定した場合に表示されます。

検索ステートメントを組み合わせる

検索ステートメントは、左から右に読み取られます。既定では、すべてのステートメントは AND 演算されます。"A AND B"、"A AND B AND C" などがその例です。

複数のステートメントをグループにまとめることができます。たとえば、"(A AND B) OR (C AND D)" のようにまとめることができます。OR 演算されるステートメントは、プラス アイコンで示されます。OR 演算されるステートメントの前にあるすべてのステートメントは AND 演算され、OR 演算されるステートメントに続くすべてのステートメントも AND 演算されます。したがって、前の例で 2 つのグループを作成するには、ステートメント C を OR 演算としてマークする必要があります。

ステートメントの読み方を視覚的に示す括弧はありません。"A OR B" のような単純なステートメントは誤解されません。複雑な検索では、ステートメントのグループ化の順序が重要になります。これは、否定するステートメントがある場合に特に重要です。たとえば、"(A AND B) OR (C AND NOT D)" のような場合です。検索条件を評価するときは、NOT は AND の前に適用され、AND は OR の前に適用されます。