既存の電極を、モデルの別部分の同一放電領域にコピーすることができます。また、電極を持つフィルインサーフェスとホルダーをコピーして、設定シートを作成するオプションもあります。モデル内の全ての電極の AGIE スクリプトファイルと要約スプレッドシートは、エクスポート可能です。
注: 次図では、元の電極と、電極のコピーを示しています。複数のワークプレーンを定義して、既存の電極の複数のコピーを同時に作成することができます。
- 同一放電領域の 1 つに、コピー元になる電極を作成します。
- コピー元のワークプレーンを作成します。これは、直前に作成された電極の認識可能なフィーチャー上でなければいけません。
- 同一領域にコピー先のワークプレーンを作成します。 これは、コピー元のワークプレーンと同じ相対座標になければいけません。既存の電極のコピーを同時に複数作成するには、複数のワークプレーンを作成します。
- コピー元の電極を選択し、[ウィザード]タブ > [電極]パネル > [作成]を選択して、電極ウィザード - デザインを起動します。[電極をコピー]ダイアログが表示されます。
- コピー元のワークプレーンを選択します。ワークプレーンがピンクに変化して、コピー元のワークプレーンを選択 の横に
が表示されます。デフォルトで電極ワークプレーンの位置が使用されるため、必ずしもコピー元のワークプレーンを選択する必要はありません。この例の場合、ベースのアライメントが回転の参照として使用されます。
- コピー先のワークプレーンを選択します。コピー先のワークプレーンを選択 の横に
が表示されます。
- オプションを選択して 次へ をクリックし、エクスポートオプション を選択します。
エクスポートせずに電極のコピーを作成する場合、終了 をクリックします。
エクスポートオプション を使用して、通常通り、EDM スクリプトファイルや要約スプレッドシートを生成することができます。電極がエクスポートされると、元の電極ファミリーを使用して、コピーされた全ての電極の位置に放電します。これにより、複数領域に対して電極の再利用が可能になり、より効率的になります。
- [完了] をクリックします。コピーに対して、アクティブソリッドとの干渉チェックが実行され、電極がパーツに跡を残す場合や、放電が十分でない場合には警告が表示されます。
電極のコピーがパーツと干渉しない場合、各コピー先のワークプレーンに対して適切な位置と回転で電極のコピーが作成されます。ワイヤーフレームビューで、電極のコピーはグレーでシェーディングされます。
設定シートの作成オプションを選択した場合、GA 設定シートに電極のコピーがグレーで追加され、個別の詳細シートが電極の各コピーに対して作成されます。
注: [編集]タブ>[変換]パネルの[移動]、[回転]、[ミラー]オプションを使用して、電極のコピーを作成することもできます。