概要 - P&ID 図面にインライン コンポーネントを追加する

バルブやレデューサなどのインライン コンポーネントは、配管上に配置されます。

インライン コンポーネントをツール パレットから配置するとき、アタッチ点を使用してライン上に正確に配置することができます。

グリップを使用してコンポーネントを再配置することができます。接続されているラインを移動すると、インライン コンポーネントも移動します。

レデューサにアタッチされている配管のサイズを変更すると、レデューサの向きは自動的に再設定されて、直径が大きいラインには大きい方の端が、直径が小さいラインには小さい方の端がアタッチされます。

たとえば、次のように配管サイズを反転すると、

レデューサの位置も反転します。

インライン コンポーネント(バルブ、インライン計装品など)では、終端のタイプ、またはその開/閉の状態を示す必要がある場合があります。

終端が設定されると、シンボルには終端の変更が自動的に表示されます。終端の状態は次のように設定します。

終端の状態 グラフィック表示
フランジ付き
溶接ソケット
溶接
指定なし(既定)

ツール パレットに開/閉の状態のシンボルが含まれている場合、そのシンボルは変更に応じて自動的に更新されます。それ以外の場合、開/閉の状態は[プロパティ]パレットに反映されます。開/閉の状態は、次のように設定できます。

開/閉の状態 [プロパティ]パレットの設定
通常開(既定)。流体は、手動でバルブを開かなくても流れます。いつでも閉に設定できます。 NO
通常閉。流体は流れません。いつでも開に設定できますが、手動で設定する必要があります。 NC
ロック開 LO
ロック閉 LC
カー シール開 CSO
カー シール閉 CSC

いずれかの状態が設定されており、バルブを置き換える必要がある場合(フランジ付きゲート バルブをフランジ付きボール バルブに変更する必要がある場合など)、置き換えるバルブは、変更前のバルブの終端と、開/閉の状態を維持します。