ビデオ: エネルギー解析を実行する

1 つのモデルの建物要素とマス要素からエネルギー モデルを作成します。

このビデオは、次のことを示します。

  1. モデルの位置を設定する。
  2. 解析のための気象ステーションを設定する。
  3. エネルギー設定を検証する。
  4. エネルギー モデルを作成および解析する。
  5. Insight ダッシュボードで解析を確認する。

トランスクリプト

設計のエネルギー解析は、2 ステップの手順で行います。まず、モデル ジオメトリからエネルギー モデルを生成し、Autodesk Insight を使用してエネルギー性能に影響する設計への変更について把握します。

最初に、モデルの位置をまだ設定していなければ、設定します。[解析]タブで[位置]を選択します。[位置]ダイアログ ボックスで、プロジェクトの場所にピンをドラッグして地図から位置を設定するか、既定の一覧から都市を選択します。地図のピンで示されるプロジェクトの場所近くの気象観測所を選択することもできます。微気候条件があるため、必ずしも最も近い気象観測所を選択したほうが良いとは限りません。[OK]をクリックします。

エネルギー モデルを作成する前に、エネルギー設定が設計の意図と一致することを確認します。[解析]タブで[エネルギー設定]を選択します。ほとんどの場合、既定の設定で堅牢なエネルギー モデルを作成することができます。各設定の詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。ダイアログ ボックスを終了する前に、[モード]パラメータの設定で、建物要素、コンセプト マス、その両方のいずれかをエネルギー解析に使用するよう指定します。[OK]をクリックします。

[解析]タブで[エネルギー モデルを作成]をクリックします。ダイアログ ボックスで[エネルギー解析用モデルを作成]をクリックします。結果の 3D ビューで作成されたエネルギー モデルを見直して、想定されるジオメトリに適合することを確認します。

エネルギー モデルができたので、Autodesk Insight で解析を生成することができます。[解析]タブで[作成]をクリックして、エネルギー モデルを Insight サービスにアップロードし、解析を開始します。Revit のエネルギー モデルを作成してからモデル ジオメトリを変更した場合は、エネルギー モデルを更新するか、既存のモデルを使用するかを選択することができます。ここでは、ジオメトリは変更されていないので、既存のモデルを使用します。

モデルを解析サービスにアップロードします。解析が完了したら電子メールが届きます。解析を表示するには、[解析]タブの[最適化]をクリックして Insight サービスを開きます。Insight ダッシュボードには、エネルギー効率に関する建物のさまざまなアスペクトが表示されます。設計への変更が全体のエネルギー効率にどのような影響を与えるかを確認するには、建物のアスペクトを 1 つ選び、フリップ アイコンをクリックします。

ここでは、北壁の窓対壁比のカードを反転してみましょう。グラフ上の三角形は、モデルの現在の比率を示します。グラフ上の点は、他の可能な条件を表します。建物北側の窓枠と窓ガラスのカードを反転して見てみると、窓対壁比を変えることが全体のエネルギー効率に最も大きく影響するのがわかります。

グラフをクリックして、仮定に基づいて設計を変更し、エネルギー効率への影響を確認します。矢印を移動して考慮する範囲を設定し、建物のエネルギー コストへの影響を確認します。建物のコスト指標ダイヤルのマークは、エネルギー効率の目標位置を示しています。設計の複数のアスペクトの設定を変更することにより、建物全体の設計変更でエネルギー効率を高める方法を確認できます。

エネルギー モデルを使用して Insight ダッシュボード上で変更をテストすることで、設計の全体的なエネルギー効率の影響を把握できます。