組織全体でユーザ設定を更新する

組織全体で 1 つまたは複数のユーザ用の Revit.ini 設定を変更します。

  1. Revit.ini ファイルのカスタム バージョンを次の手順で作成します。
    1. Revit.ini のコピーを作成し、必要に応じて戻すことができるように、元のバージョンを保存しておきます。
    2. Revit.ini の新しいコピーを編集し、必要に応じて目的の設定に値を変更します。
      たとえば、[AppFrame]セクションの[Theme]の値、[Documentation]セクションの[HelpBrowser]および[OnlineHelpLocale]設定の値を変更します。
      [AppFrame]
      Theme=0
      [Documentation]
      HelpBrowser=1
      OnlineHelpLocale=enu
    3. 更新した Revit.ini ファイルを受け取る各ユーザの変更すべきセクションと設定を指定するために、Revit.iniの[Install]セクションで、[Update]設定を追加します。
      次の形式を使用します。
      Update=section|setting;section|setting;section|setting...
      次に例を示します。
      [Install]
      Update=Appframe|Theme;Documentation|HelpBrowser;Documentation|OnlineHelpLocale
    4. 更新した Revit.ini ファイルを各ユーザのコンピュータの[UserDataCache]フォルダにプッシュするには、スクリプトまたはグループ ポリシー オブジェクト(GPO)を使用します。

      Revit.ini の UserDataCache バージョンは次の場所にあります。

      %ALLUSERSPROFILE%\Autodesk\RVT 2022¥UserDataCache

  2. Revit ソフトウェアを再起動するようユーザに依頼します。

    ユーザがソフトウェアを再起動すると、Revit で UserDataCache¥Revit.ini と Revit.ini のユーザ プロファイル バージョンが比較されます。UserDataCache バージョンの[Update]設定がユーザ プロファイル バージョンの[Update]と異なる(または存在しない)場合、Revit は UserDataCache¥Revit.ini の[Update]で指定されている設定を Revit.ini ファイルのユーザ プロファイル バージョンにコピーし、これらの設定の前の値を上書きします。Revit.ini ファイルのユーザ プロファイル バージョンにあるその他の値は変更されません。

Revit を再起動する前に、Revit.ini ファイルのユーザ プロファイル バージョンに次の値が表示されます。

[AppFrame]
Theme=1
[Documentation]
HelpBrowser=0
OnlineHelpLocale=fra

ユーザが Revit を再起動すると(設定の更新が始まり)、Revit.ini ファイルのユーザ プロファイル バージョンに次の値が表示されます。

[AppFrame]
Theme=0
[Documentation]
HelpBrowser=1
OnlineHelpLocale=enu

これで、更新された設定がユーザに実装されます。これらの設定は、ユーザがソフトウェアを起動するたびに使用されます。