ビデオ: Revit で点群データを使用する

再モデル化および改修プロジェクトのために、点群データを使用して現況モデルを作成します。

このビデオは、次のことを示します。

  1. 点群およびその使用方法について説明する。
  2. 点群データ ファイルをモデルに挿入し、配置する。
  3. 標準の断面図ビューを使用して、点群データに関連するレベル基準面を探す。
  4. 検出して、正確に平面にスナップする。
  5. 点群データを使用して、建物モデル内に要素を配置する。
注: このビデオは、Revit 2012 を使用して作成されました。これよりも新しいソフトウェア リリースを使用するときは、機能やユーザ インタフェースが異なる場合があります。

トランスクリプト

点群は、3D によるデータの説明であり、レーザ スキャン装置で計測されます。建築業界内では、建物の既存の状態を把握するための方法として、この点群を使用できます。次に点群データを Revit で使用してビルディング インフォメーション モデルを作成し、既存の建物ジオメトリを表現できます。通常、これがリノベーション プロジェクトの開始点となります。

点群は、他の参照データと同じようにプロジェクトに挿入できます。インデックス化された点群ファイルを挿入するか、Revit を使用して未加工データ ファイルを自動で変換します。[配置]オプションで、点群をプロジェクト内に配置する方法を選択できます。この例では[中心合わせ]が使用されます。点群データに関連するレベル基準面を見つけるには、標準の Revit の断面図ビューが役に立ちます。レベルを配置し、[移動]ツールを使用してレベルを調整して、正確に床の点にスナップします。

平面図ビューから 3D ビューを生成すると、点群の特定の領域を選択表示して、個々の床の拘束を明確に把握できます。

[表示]タブの[タイル]ツールを使用すると、平面図ビューと 3D ビューを同時に表示できます。点群データに形状認識技術を適用することにより、Revit で現在のビューに直角な平面を検出できます。この技術により、平面にスナップして、壁などの Revit モデル要素を正確に作成できます。Revit では点群からジオメトリが検出されるため、建物要素を追加できます。たとえば、ファサードの断面図ビューに窓を配置できます。シェーディング ビューで、窓の開口部をより明確に表示するには、[ゴースト サーフェス]グラフィックス表示オプションを有効にします。

[2 点間を計測]ツールを使用して、適切な窓のサイズを決定します。拘束可能な要素が含まれていないため、点群に直接寸法を配置することはできません。窓タイプを選択して、点群を基準として使用し、窓を配置します。

設計ワークフローで点群データを使用できると、現況モデルの作成が可能になります。これは再モデル化および改修プロジェクトにおける不可欠なステップです。