点群ファイルを挿入する

Revit プロジェクトにインデックス化された点群ファイルを挿入します。

.rcp 形式ファイルは、複数の .rcs スキャン ファイルをまとめてグループ化するプロジェクト ファイルです。未加工形式のファイルをインデックス化すると、.rcp ファイルが 1 つと、1 つまたは複数の .rcs ファイルが作成されます。
注: Autodesk® ReCap を使用すると、スキャン ファイル データを点群形式に変換して、Revit などの他の製品で表示および編集できます。Autodesk ReCap の詳細については、Autodesk ReCap のヘルプを参照してください。
ヒント: ワークシェアリング環境でパフォーマンスを向上し、ネットワーク トラフィックを削減するには、点群をローカルの場所からリンクする必要があります。
  1. Revit プロジェクトを開きます。
  2. [挿入]タブ [リンク]パネル (点群)をクリックします。
  3. 次のように、リンクするファイルを指定します。
    • [ファイルの場所]で、ファイルの場所にナビゲートします。
    • [ファイルの種類]で、次のいずれかのオプションを選択します。
      • 点群プロジェクト(*.rcp): .rcp の拡張子を持つインデックス化した点群プロジェクト ファイルを選択します。.rcp は、複数の .rcs 点群ファイルの集合です。
      • 点群(*.rcs): .rcs の拡張子を持つインデックス化した点群ファイルを選択します。
    • [ファイル名]でファイルを選択するか、ファイル名を指定します。
      ヒント: 複数のファイルを選択するには、[Ctrl]または[Shift]キーを押します。
  4. [配置先]には、次のいずれかを選択します。
    • 自動 - 中心合わせ: Revit は、点群境界ボックスの中心をモデルの境界ボックスの中心に配置します。モデルのほとんどが表示されない場合、この中心点は現在のビューに表示されません。この点を現在のビューで表示させるには、ズームを[全体表示]に設定します。この機能では、Revit モデルでビューを中心に合わせます。
    • 自動 - 基準点合わせ: Revit は、点群の世界の基準点(0,0,0)を、外構図のプロジェクトの基点として表示される Revit プロジェクトの基準点に配置します。プロジェクトの北を回転すると、Revit は点群を回転させ、点群の北の方向(0,1,0)を現在のプロジェクトの北にマッピングします。モデルまたは外構の既知の点および既知の方向を基準として点群をサンプル化する場合に、このオプションを使用します。[基準点合わせ]オプションを使用して、地理学/測量士の座標系を基準に保存されている点群を挿入する場合は、モデルの残り部分から離れた位置に点群が表示されることがあります。
    • 自動 - 共有座標を指定: Revit は、点群ファイルの座標がモデル内で使用される共有座標に指定されていると仮定します。結果として、測量基準点を通じてアクセス可能な共有座標の基準点に点群の基準点が配置されます。点群ファイルの北の方向(0,1,0)が Revit モデルの真北にマッピングされるように、点群の方向が設定されます。
      注: 既定では、プロジェクトの基準点と共有された(測量)原点が同じ位置になります。点群ファイルをリンクする場合、[自動 - 基準点合わせ]を選択したときと[自動 - 共有座標を指定]を選択したときの最終的な結果が同じになります。
    • 自動 - 基準点から最後の配置点: Revit は、次に読み込まれた点群を前回読み込まれた点群に合わせて配置します。このオプションは、1 つの点群を挿入した後に有効になります。たとえば、モデル要素に正しく位置を合わせるように、最初の点群を移動させることができます。最初の点群と同じ外構および座標系に追加の点群を作成した場合は、このオプションを使用して追加の点群を挿入することをお勧めします。新しい点群が最初の点群を基準にして正しく配置されます。
  5. [開く]をクリックします。

    Revit によって現在のバージョンの点群ファイルが検索され、プロジェクトにリンクされます。

図面および集計表ビューを除き、点群はすべてのビューで表示されます。