通芯やレベルなどの基準面の 2D 範囲を変更した後に、[範囲を拡大]ツールを使用して、同じ 2D 範囲を他のビューで使用します。
このビデオは、次のことを示します。
Revitの基準面はレベルと通芯を参照し、2D 範囲と 3D 範囲の両方を設定できます。3D 範囲を使用するように基準面を設定して、1 つのビューで 3D 範囲を変更すると、すべてのビューで範囲が変更されます。2D 範囲を使用して、基準面の範囲を変更すると、現在のビューのみが変更されます。[範囲を拡大]ツールで、複数のビュー内の基準面の 2D 範囲を設定できます。
この例では、東と西のビューで建物要素を横切る通芯があり、これを建物の上方に配置する必要があります。通芯を選択すると、端点付近の 3D アイコンから、3D 範囲を使用するように通芯が設定されていると分かります。また、ビュー内の他の通芯に拘束されています。端点を調整すると、拘束された通芯の端点が移動します。3D 範囲を調整しているので、他の立面図ビューでも通芯の端点が調整されます。
立面図ビューでは必要とする表示になりましたが、通芯の 3D 範囲がモデルのレベルと交差しなくなったため、平面図ビューでは通芯が表示されなくなります。通芯への変更を元に戻して、この問題を修正します。
立面図ビューで必要なグラフィックスの外観に設定し、平面図ビューで通芯を表示し続けるには、3D 範囲はそのままで、通芯の 2D 範囲を変更する必要があります。通芯を選択し、3D アイコンをクリックして、2D 範囲を使用するように変更します。ビュー内のすべての通芯をこのように変更します。通芯の端点を建物より上に再度移動させても、2D 範囲のみが変更され、3D 範囲は変わりません。
今回は 2D 範囲に変更を加えたため、他の立面図ビューの通芯は変更されませんでした。範囲の変更を他の立面図に反映させるには、通芯を選択してから、リボンのコンテキスト タブで[範囲を拡大]をクリックします。ダイアログで、範囲を適用するビューを選択します。これで、両方の立面図ビューで同じ位置に通芯が表示されます。3D 範囲はそのままであるため、平面図ビューの通芯は表示されたままです。
[範囲を拡大]ツールを使用して、モデル内で基準面の位置をすばやく取得して、複数のビューで一致させます。