(壁や床などの)サーフェス要素から作成したコンクリート パーツにはかぶり厚があり、鉄筋、鉄筋セット、面配筋、パス配筋、メッシュ筋をホストすることができます。
全体の要素に配筋するのと同じ方法で、コンクリート パーツを選択して、配筋ツールにアクセスします。パーツの配筋については、次のルールに注意してください。
- 配筋できるのは、壁、床、べた基礎から作成されたパーツのみです。
- 元の要素は、そのパーツから独立して鉄筋をホストすることができます。
- 配筋したパーツを分割、結合、削除すると、そのパーツの既存の鉄筋が削除されます。
- [機能]パラメータが[構造]として指定されている場合、複合構造から作成されたパーツを補強することができます。
鉄筋要素の[ホスト カテゴリ]インスタンス プロパティはパーツ要素によってホストされている鉄筋とパーツの元の要素によってホストされている鉄筋を区別します。
ヒント: [ホスト カテゴリ]パラメータが[パーツ]になるように配筋フィルタを作成します。結果をタグや集計表に使用すると、配筋のドキュメントを改善することができます。
コンクリート パーツの配筋の推奨ワークフロー
- プレキャスト壁や床のセグメントをパーツとして作成するとき、プレキャスト パーツに配筋を配置し、コネクタ鉄筋を元の要素に追加します。
- 床のコンクリート打設手順のモデル作成にパーツを利用する場合、現場打ちパーツに鉄筋を配置します。
- あるレベルで複数のフロアにわたる要素が必要となる場合(部屋や回廊、バルコニーなど)、個々の要素をフロア毎に作成しておき、これらを後でマージすると、配筋を単純化することができます。