梁システムによって、追加の支持を必要とする構造の領域をすばやくフレーミングできます。
Revit の構造機能を使用する際、梁システムを作成する方法は 2 つあります。
- ワンクリック梁システム手法が、既定でアクティブとなっています。「自動梁システムを作成する」を参照してください。
- モデルに梁システムをスケッチすることもできます。「梁システムをスケッチする」を参照してください。
オプション バーには、梁タイプ、位置合わせ、およびレイアウトの要件など、両方の手法で利用されるパラメータがあります。詳細は、「梁システムのレイアウトを修正する」を参照してください。
梁システムのパラメータは、設計の変更に適応します。柱を再配置すると、梁システムのパラメータはその変更に伴って自動的に適応します。
梁システムを作成するには、両方のエリアの形状と支持材が同一でない場合、貼り付けられた梁システムが想定通りに支持材にアタッチされないことがあります。このような場合は、梁システムを修正する必要があります。
下に示されている平面図ビューには、4 つの別々の分割領域があります領域 1 および 2 は、エリアと支持構造が同一です。これに比べて、領域 3 と 4 は複雑です。
4 つの領域で構成される構造デザイン
上の例では、次の作業を実行できます。
- 各領域に別々の梁システムを追加する。これが最適なアクションです。[支持部材を選択]ツールを使用して、梁システムの境界を確実に支持部材に固定することができるためです。
- 領域 1 に梁システムを追加し、それを領域 2 にコピーする。エリアと支持構造が同一であるために、これを行うことができます。ただし、貼り付けられるコピーが、すべての支持部材にアタッチされるようにしてください。貼り付けられた梁システムの修正が必要となる場合もあります。
- 領域 1 および 3 に梁システムを追加し、通芯 2 を鏡像軸として選択して、この梁システムを領域 2 および 4 に鏡像化する。このプロセスには、コピー、貼り付けを行うときと同じ制限があります。場合によっては、梁システムを修正し、支持要素を再選択してシステムが支持要素に固定されるようにする必要があります。
上の例では、次の作業を実行できません。
- 複数の領域にまたがる梁システムを追加する作業。梁システムとして指定された複数領域と交差する2通りの梁とB通りの梁は、この梁システムを切り取らないため、このような梁システムで指定領域を交差する梁は表示されません。
- 領域 1 から領域 3 に梁システムをコピーして貼り付ける作業。この 2 つの象限は、エリア、形状、支持部材数が大幅に異なっています。