フリー フォームの鉄筋を配置すると、不規則な形状のホストのサーフェスに、可変の非平面の分布が取り込まれます。
フリー フォーム鉄筋を配置するには、ホストに沿って参照面を指定し、鉄筋セットのレイアウトを定義し、鉄筋のプロパティを定義します。鉄筋は、平面状または複雑な形状の 3D 構造要素に配置されます。モデルを詳細化する場合、フリー フォーム鉄筋と形状駆動の鉄筋にはいくつかの相違点があります。フリー フォーム鉄筋は、パラメータを忠実に反映し、かつモデルのジオメトリを維持するために、状況に応じて異なる動作をします。
フリー フォーム鉄筋は、[構造鉄筋]カテゴリの一部であり、関連するすべてのプロパティを保持します。フック、数量、鉄筋の長さ、鉄筋の長さの合計、自動番号付けなどの一般的な鉄筋属性を使用して、単一の鉄筋またはセットを作成します。同様に、フリー フォーム鉄筋をアセンブリおよびグループに追加することもできます。
フリー フォーム鉄筋は、形状駆動鉄筋と同様に、鉄筋をホストできる任意の Revit 要素に配置することができます。セットを定義するため、または鉄筋の終端を調整するための参照として選択する面は、鉄筋をホストできる要素に属している必要があります。複数のホスト面を選択できますが、それらの面は同じ構造要素を共有する必要があります。
フリー フォーム鉄筋に拘束を設定すると、各鉄筋インスタンスのジオメトリが、その定義参照およびコンクリート ホスト要素に対して設定され、ロックされます。フリー フォーム鉄筋では、指定した参照面の交差を基点としてジオメトリが生成され、参照面が変更された場合はその変更が反映されます。
フリー フォーム鉄筋インスタンスと鉄筋セットを直接編集すると、ホストに対する拘束が解除されます。これに該当する編集操作は、鉄筋のコピー、移動、回転、鏡像化、アセンブリとグループへの鉄筋の追加などです。拘束が解除された鉄筋には、構造要素のジオメトリの変更が反映されません。
フリー フォーム鉄筋と鉄筋カプラーを接合することができます。端部処理は、カプラー接合の鉄筋端部にも適用されます。鉄筋を修正すると、カプラーを削除するように求められ、接合されたセット間で変更が継承されなくなります。フリー フォーム鉄筋の配置が完了していることを確認します。完了していない場合は、カプラーを鉄筋に適用し直す必要があります。