アップグレード情報

Revit 2022 の新機能および変更された機能の一部により、アップグレードしたモデルには特定の動作があります。モデルをアップグレードする前に、この情報をご確認ください。

システム解析の設定点

Revit 2021 モデルで設定点の値を変更した場合、プロジェクトが 2022 にアップグレードされてもこれらの値は変更されません。それ以外の場合、値は ASHRAE 90.1 を使用する 2022 の新しい既定に変更されます。

Ruby マクロのサポート

Ruby は Revit マクロでの使用でサポートされなくなりました。Ruby を使用するマクロは、サポートされているその他のツール(C#、VB.NET、または Python)のいずれかで再作成する必要があります。

集計表に複数の値を表示する

要素が項目化されていない集計表では、1 つの行でモデル内の複数の項目を表します。パラメータ値が複数の要素間で異なる場合、集計表に値は表示されませんでした。このリリースから、複数の値が示された状態でレポートされるようになりました。既定では、アップグレード時に複数の値が<各種>としてレポートされます。[複数の値の表示設定]ダイアログのプロジェクト·レベルでこの値を変更するか、集計表インスタンスごとに複数の値をレポートする方法を変更する場合は、「集計表を書式設定する」を参照してください。

旧バージョンで共有パラメータ ファイルを使用する

Revit 2022 で新しいカテゴリが追加されました。「追加のモデル カテゴリ」を参照してください。このため、共有パラメータ ファイルを使用する場合は、旧バージョンの共有パラメータ ファイルのコピーを保存しておくことを強くお勧めします。Revit 2022 の共有パラメータ ファイルには、新しいカテゴリへの参照が含まれている場合があります。その場合は、Revit の旧バージョンから共有パラメータ ファイルにアクセスすると、エラーが表示されます。詳細については、「共有パラメータ ファイルが読み込めないか無効」を参照してください。

マルチカテゴリ集計とマテリアル集計のカテゴリ リストの拡張

マルチカテゴリ集計とマテリアル集計に、カテゴリとサブカテゴリが追加されました。ファイルをアップグレードすると、Revit 2022 ではマルチカテゴリ集計とマテリアル集計が長くなります。カテゴリとサブカテゴリが追加されたことで、追加のデータ行が生成される場合があります。シートに配置された集計表の長さを確認してドキュメントの外観を検証してください。

次のカテゴリとサブカテゴリが追加されています。

ドメイン カテゴリ サブカテゴリ
建築 壁の造作材
屋根 鼻隠し、側溝、軒裏壁
スラブ エッジ
手摺
スロープ
階段 踊り場、階段経路、桁
天井
カーテン ウォール マリオン
舗装
構造 構造面配筋
構造梁システム
構造スチフナ
構造パス配筋
MEP ダクト システム
電気回路
配管システム
スイッチ システム