開口部は、壁と相互に関係する AEC オブジェクトで、任意の高度およびサイズの開口部を表します。開口部を独立したオブジェクトとして追加することもできます。
図面に開口部を追加するときは、矩形、半円形、楕円、アーチなど、多数の定義済みの形状から選択できます。 輪郭を使用してカスタム形状の開口部を作成し、開口部のジオメトリを定義することも可能です。
事前定義された開口部の形状の例
壁に開口部を配置すると、開口部はオブジェクトに拘束され、その外部へは移動できません。
壁の特定の位置に開口部を固定することもできます。これにより、壁を移動したりサイズを変更しても、そのオブジェクト内の開口部の位置が一定に保たれます。
壁に固定された開口部には、エンドキャップ スタイルを適用できます。壁開口部のエンドキャップ形状は、壁のプロパティとして壁スタイルで定義します。
すべての開口部には、高さと幅があります。 ライズ寸法は開口部の形状により異なります。 ライズは、開口部の矩形部分の最上部から、ゴシック、アーチ、五角形、台形の開口部の最上部までの高さです。
開口部を壁に配置する方法、壁での作業点の垂直方向の位置、高さの修正に開口部が対応する方法をコントロールするには、垂直方向の位置合わせ設定を使用します。 開口部の作業点を決めるには、窓敷居と上端の高さ設定を使用します。 作業点は、敷居、上端のいずれかに配置できます。 たとえば、垂直方向の位置合わせを 0 mm に指定した場合、開口部の高さを 2100 mm に指定すると、開口部の高さは 2100 mm になります。 次に開口部の高さを 2000 mm に指定すると、敷居は 0 mm に残り、開口部の高さは 2000 mm になります。
開口部上端の作業点の場合、垂直方向の位置合わせを 2100 mm に、開口部の高さを 2100 mm に指定すると、開口部の高さは 2100 mm になります。 開口部の高さを 2000 mm に指定すると、上端は 2100 mm に残り、窓敷居は 100 mm になります。