概要 - 手すりスタイル

手すりスタイルは、手すりに割り当てられたプロパティのグループで、手すりの外観やその他の特性を決定します。

手すりのコンポーネント

手すりスタイルでは、次に挙げる手すりコンポーネントのプロパティを指定します。

手すりや支柱の高さ、手すり間や支柱間の間隔、コンポーネントの幅や奥行き、などを指定できます。 さまざまな内部の固定支柱の表示だけでなく、さまざまな最初と最後の支柱の表示を指定できます。また、独自の手すりコンポーネントを作成する場合は、カスタム輪郭を割り当て、標準の手すりコンポーネントを置換します。

独自の手すりコンポーネントと特殊条件

手すりスタイルに独自の押し出しコンポーネント(手すり、支柱、手すり子など)を作成するには、輪郭を定義し、それを使用してスタイル マネージャの手すりスタイルの[コンポーネント]タブの特定のコンポーネントを置換します。 作成したコンポーネントは、対応するすべてのビューに表示されるため、表示プロパティに追加する必要はありません。

カスタム ブロックを作成すると、手すり子の代わりに精巧なデザインの鉄を使ったり、特殊な形状のコンポーネントを使ったりなど、輪郭から作成できない複雑なデザインのコンポーネントを表現できます。 カスタム ブロックは、モデル ビュー内のコンポーネントを表現するために使用します。 プラン ビュー内のカスタム コンポーネントを表現するには、輪郭を作成します。

また、表示プロパティのカスタム ブロックや輪郭の機能を使えば、支柱、手すり、手すり子以外の手すりコンポーネントを追加することもできます。 これらのコンポーネントは、既存のコンポーネントを置換するのではなく、追加されます。 たとえば、手すりの終端が壁にアタッチされている場合は、折り返している曲線部分について、モデル ビュー用のカスタム ブロックとプラン ビュー用の輪郭を作成します。 作成したブロックまたは輪郭は、手すりコンポーネントに追加できます。

手すりスタイルでマテリアルを使用する

マテリアルを使用すると、各スタイルの手すりが図面内でどのように表示されるかをコントロールすることができます。 マテリアルは、スタイルに含まれる手すりコンポーネントに割り当てます。 そのコンポーネントは、割り当てたマテリアルの表示プロパティを使って表示されます。

AutoCAD Architecture 2023 toolset には、一般的なデザインに使用される定義済みのマテリアルが豊富に用意されています。定義済みマテリアルはそのまま使用することもできれば、プロジェクトの要件に合わせて修正することもできます。 また、新しいマテリアルを定義することもできます。

手すりスタイルからツールを作成する

任意の手すりスタイルから手すりツールを作成できます。 スタイル マネージャからツール パレットにスタイルをドラッグできます。 次に、そのツールから作成される手すりの既定の設定を指定します。

手すりスタイルを管理する

スタイルを作成、コピー、名前削除するには、スタイル マネージャを使用します。 スタイル マネージャは、複数の図面やテンプレートに含まれているスタイルを一元的に操作できる AutoCAD Architecture 2023 toolset ユーティリティです。