概要 - 2D 断面図スタイル

2D 断面図/立面図スタイルは、2D 断面図または立面図に割り当てられた一連のプロパティで構成されます。このスタイルによって、オブジェクトの外観などの特性が決まります。

2D 断面図スタイルの使用

2D 断面図/立面図スタイルは、断面図の各部分の表示方法を決定するデザイン規則を使用して、断面図内の線図をコントロールします。 スタイルは、1 つまたは複数の断面図に割り当てて、断面図の外観をコントロールします。 また、断面図の個々の線分の表示を変更したり、変更を 2D 断面図/立面図スタイルに保存することもできます。

表示コンポーネントとデザイン規則

表示コンポーネントによって、各表示コンポーネントに割り当てられる色、線種、線図などの視覚的な特性が決まります。デザイン規則によって、断面図内の線図を表示コンポーネントに割り当てる方法が決まります。

デザイン規則を作成するときに、建物モデルに含まれるそれらのオブジェクトの色と断面図の内容に基づいて、2D 断面図内でコントロールする部分を指定します。 次に、指定した基準を満たしている線図に使用する表示コンポーネントを選択します。 線図は、既定の表示コンポーネントまたはスタイルに追加したカスタム表示コンポーネントに割り当てることができます。 たとえば、建物モデルに含まれるオブジェクトのうち、断面線分(定義線分)に沿って配置されていて色が 150 のすべてのオブジェクトを、スタイルに作成した「Darker」という名前のカスタム表示コンポーネントに割り当てる規則を定義します。 また、青色の線図をすべて隠線表示コンポーネントに割り当てる規則を使用して、壁の背後にある階段を非表示にすることもできます。

2D 断面図スタイルの管理

スタイルを作成、編集、コピー、名前削除するには、スタイル マネージャを使用します。 スタイル マネージャは、複数の図面やテンプレートに含まれているスタイルを一元的に操作できる AutoCAD Architecture 2023 toolset ユーティリティです。

マテリアルと2D 断面図スタイル

2D 断面図スタイルを使用して、断面図コンポーネントの表示がマテリアルによってコントロールされるかどうかを指定できます。 カスタム コンポーネントでは、マテリアルを使用できません。

2D 断面図スタイルおよびマテリアル内の区画

スタイルに区画を作成するときには、通常、その区画のオブジェクトと他の区画のオブジェクトを明確に区別できるようにします。 オブジェクトにマテリアルを割り当てるときに、2D 断面図のスタイルを設定することができます。つまり、ハッチング パターンにはマテリアルのパターンを使用し、色と線種には区画の表示プロパティを使用します。

断面図の区画のサーフェス ハッチング(色が割り当てられている)