概要 - 表のセルで計算式を使用する

表のセルには計算式を含めることができ、その計算式では、他の表のセルの値を使用して計算を実行できます。

表内で選択したセルに、[表セル]コンテキスト リボンとショートカット メニューから計算式を挿入できます。また、インプレイス テキスト エディタを開いて、手動で表のセルに計算式を入力することもできます。

計算式を挿入する

計算式では、列の文字と行の番号によってセルが参照されます。たとえば、表の左上のセルは A1 です。結合したセルでは、左上となるセルの番号が使用されます。セルの範囲は、最初と最後のセルの間にコロンを使用して定義されます。たとえば、A5:C10 の範囲は、列 A、B、C の行 5 から 10 のセルです。

計算式は、等号(=)から始める必要があります。合計、平均、カウントを実行する数式では、空のセルと数値として扱えないセルは無視されます。その他の計算式では、演算式内のいずれかのセルが空か、セルに数値以外のデータが含まれている場合は、エラー(#)が表示されます。

同じ図面内の別の表のセルを選択するには、[セル]オプションを選択します。セルを選択すると、インプレイス テキスト エディタが開き、残りの計算式を入力できます。

計算式をコピーする

表の別のセルに計算式をコピーすると、新しい場所が反映されて計算式の範囲が変わります。たとえば、A10 の計算式が A1 から A9 の値を合計する場合、この計算式を B10 にコピーすると、セルの範囲が変わり、B1 から B9 の値を合計します。

計算式をコピー アンド ペーストしたときにセルのアドレスを変更しないようにするには、アドレスの列または行にドル記号($)を追加します。たとえば、$A10 と入力すると、列はそのままで行だけ変わります。$A$10 と入力すると、列と行は両方とも変わりません。

データを自動的に挿入する

オートフィル グリップを使用すると、表内の隣接したセルに、自動的に連続データを入力できます。たとえば、日付列を含む表では、最初に必要な日付を入力してオートフィル グリップをドラッグすると、日付が自動的に入力されます。

数値は、1 つのセルを選択してドラッグすると、自動的に 1 ずつ増分して入力されます。同様に、日付は、1 つのセルのみを選択してドラッグすると、1 日増分した日付になります。2 つのセルに手動で 1 週間ずらして日付を入力している場合は、残りのセルには 1 週間増分した日付になります。