概要 - 表

表は、行と列に整列された情報を含む複合オブジェクトです。多くのスプレッドシート アプリケーションと同様に、行と列をグリップで調整したり、表および選択したセルにスタイルを割り当てることができます。

次の図に、表および選択したセルのグリップを示します。

図面には、各種の集計表、部材リスト、部品表、料金表などの表形式の情報が含まれていることがよくあります。情報自体は、文字、図形ブロック、およびいくつかのタイプの数値データなどです。データを含むセルは、他のセルに関連付けられていたり、スプレッドシートやその他の抽出データなどの外部情報に関連付けられていることがあります。

文字列から手動で表を作成するのは面倒な作業であり、修正に時間がかかることがありますが、TABLE[表]コマンドを使用して行と列を指定するだけで簡単に表オブジェクトを作成することができます。Microsoft Excel スプレッドシートを参照することによって、AutoCAD で表オブジェクトを作成することもできます。

表スタイルとセル スタイル

表およびそのセルの既定の設定および定義を保存するには、「表スタイル」を使用します。設定はスプレッドシート アプリケーションに表示されるものと同様です。表スタイルに、いくつかの「セル スタイル」を保存することができます。各セル スタイルには、文字スタイル、高さ、色、背景の塗り潰し、セルの境界などの設定が保存されます。独自のセル スタイルを作成し、それを独自の表スタイルに保存することができます。Autodesk DesignCenter を使用して表スタイルを他の図面から読み込むこともできます。

データ リンク

「データ リンク」は、Microsoft Excel ファイルやデータ書き出し(.dxe)ファイルなどの外部情報源との接続を確立するための AutoCAD 図面ファイルに含まれる情報です。

表オブジェクト内のセルは、Microsoft Excel スプレッドシートの指定したセルのデータにリンクすることができます。リンクが一方向か双方向か、および計算が行われる場所を選択することができます。