MEASUREGEOM[ジオメトリ計測] (コマンド)

選択したオブジェクト、一連の点、または動的に、距離、半径、角度、面積、体積を計測します。

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MEASUREGEOM コマンドは、次のコマンドとほとんど同じ計算を実行します。

コマンド プロンプト領域およびダイナミック ツールチップに、現在の単位形式で、情報が表示されます。

次のプロンプトが表示されます。

[クイック(Q)]

オブジェクト上またはオブジェクト間でマウスと動かすと、図面内の寸法、距離、角度が動的に表示されます。

このオプションを使用すると、図面内の平面図の寸法、距離、角度をすばやく確認することができます。オブジェクト間およびオブジェクト上でカーソルを動かすと、寸法、距離、角度が動的に表示されます。下図の左端に表示されているオレンジ色の正方形は、正確に 90 度の角度であることを表しています。

ジオメトリ オブジェクトで囲まれたスペース内をクリックすると、そのスペースが緑色でハイライト表示されて、計算された値がコマンド ウィンドウとダイナミック ツールチップに表示されます。[Shift]を押しながら複数の領域をクリックして選択すると、累積面積と周長が計算されます。次の図に示すように、閉じた島の周長も含まれます。

また、[Shift]を押しながらクリックすると、領域の選択が解除されます。選択した領域をクリアするには、マウスを少し動かします。

注: [クイック]オプションは、UCS を[ワールド]に設定し、表示スタイルを[2D ワイヤフレーム]に設定したときに、主に平面図の 2D ジオメトリに対して動作するように設計されています。計測されないオブジェクトには、寸法やハッチングなどの注釈、およびカスタム オブジェクトがあります。

[距離(D)]

指定した 2 点間の距離を、UCS に基づいて、XYZ 要素距離と角度を計測します。

[複数点(M)]

連続した点の間の距離の現在の合計が表示されます。

[円弧(A)]、[長さ(L)]、[元に戻す(U)]オプションを選択すると、ポリラインの作成時に表示されるオプションと同様の追加のオプションが表示されます。

[半径(R)]

指定した円弧、円、ポリライン円弧の半径と直径を計測します。

[角度(A)]

選択した円弧、円、ポリライン セグメント、または線分オブジェクトに関する角度を計測します。

円弧

円弧の中心を頂点として、円弧の 2 つの端点がなす角度を計測します。

円の中心を頂点として、円を最初に選択した点と、2 番目に指定した点がなす角度を計測します。

線分

選択した 2 本の線分間の角度を計測します。線分が交差している必要はありません。

頂点

指定した点を頂点として、他の 2 つの点がなす角度を計測します。

[面積(AR)]

オブジェクトまたは定義した領域の面積と周長を計測します。

コーナーを指定

指定した点によって定義される領域の面積と周長を計算できます。

[円弧(A)]、[長さ(L)]、[元に戻す(U)]オプションを選択すると、ポリラインの作成時に表示されるオプションと同様の追加のオプションが表示されます。

[面積を加算(A)]

加算モードをオンにし、領域を定義している間、面積の仮合計を保持します。

[面積を減算(S)]

総面積から指定した面積を差し引きます。

[体積(V)]

オブジェクトまたは定義した領域の体積を計測します。

[オブジェクト(O)]

オブジェクトまたは定義した領域の体積を計測します。

3D ソリッドまたは 2D オブジェクトを選択することができます。2D オブジェクトを選択した場合、オブジェクトの高さを指定する必要があります。

点を指定してオブジェクトを定義する場合、最低 3 点を指定してポリゴンを定義する必要があります。すべて、UCS の XY 平面に平行な平面上に存在しなければなりません。ポリゴンを閉じなければ、指定した最初の点と最後の点の間に線分が存在するものとして領域が計算されます。

[円弧(A)]、[長さ(L)]、[元に戻す(U)]オプションを選択すると、ポリラインの作成時に表示されるオプションと同様の追加のオプションが表示されます。

[体積を加算(A)]

加算モードをオンにし、領域を定義している間、体積の仮合計を保持します。

[体積を減算(S)]

減算モードをオンにし、体積の合計から指定した領域の体積を差し引きます。

[距離(D)]、[面積(AR)]、[体積(V)]オプション

[距離(D)]、[面積(AR)]、[体積(V)]オプションを使用すると、ポリラインの作成で使用するオプションと同様のオプションを指定することができます。

[円弧(A)]

全体の長さに円弧セグメントを追加します。

円弧の端点

直前のセグメントから継続する円弧セグメントを作成します。

[角度(A)]

円弧セグメントの開始点からの中心角を指定します。

正の値を入力すると、円弧セグメントが反時計回りに作成されます。負の値を入力すると、円弧セグメントが時計回りに作成されます。

  • 円弧の端点
[半径(R)]

円弧セグメントの半径を指定します。

[中心(CE)]

円弧セグメントの中心を指定します。

  • 円弧の端点
  • [角度(A)]
[長さ(L)]

円弧セグメントの弦の長さを指定します。直前のセグメントが円弧であれば、直前の円弧セグメントに接している新しい円弧セグメントが描かれます。

[閉じる(CL)]

指定した最後の点から始点へと閉じたポリラインを作成することによって、円弧セグメントを描画します。このオプションを使用するには、少なくとも 2 つの点を指定する必要があります。

[方向(D)]

円弧セグメントの開始方向を指定します。

  • 円弧の端点
[半径(R)]

円弧セグメントの半径を指定します。

  • 円弧の端点
  • [角度(A)]
[2 点目(S)]

3 点指定する円弧の 2 番目の点と最後の点を指定します。

  • 円弧の端点
[長さ(L)]

直前のセグメントと同じ角度で、指定の長さを持つ線分セグメントを描きます。直前のセグメントが円弧の場合は、円弧セグメントに接する新しい線分セグメントが描かれます。

[元に戻す(U)]

ポリラインに最も新しく付け加えられた円弧セグメントを取り消します。

[閉じる(CL)]

指定した最後の点から始点へと閉じたポリラインを作成することによって、円弧セグメントを描画します。このオプションを使用するには、少なくとも 2 つの点を指定する必要があります。

[モード(MO)]

[クイック]オプションを常にコマンドの既定にするかどうかを決定します。[クイック]オプションを既定にしない場合は、最後に使用したオプションが既定になります。