概要 - 合成ソリッドの元の構成要素を表示する

合成オブジェクト(ブール演算で作成されたオブジェクト)では、その元のオブジェクトの表示および修正可能な構成要素の履歴が保持されます。

合成オブジェクトの構成要素の履歴を保持する

元のコンポーネントのハイライト表示されたワイヤ フレームイメージを修正することによって、合成オブジェクトの形状を修正することができます。[履歴を表示]プロパティを 1(オン)に設定している場合、元の形状のワイヤフレーム(除去された形状を含む)が淡色で表示されます。(この設定は、システム変数 SHOWHIST でコントロールすることもできます)。

合成ソリッドの元の構成要素の履歴を保持するには、ブール演算を行うときに[プロパティ]パレットで[履歴]プロパティを[レコード](オン)に設定しておく必要がありますシステム変数 SOLIDHIST を使用して、このプロパティを設定することもできます。

履歴を表示、削除して、合成オブジェクトを修正する

合成オブジェクトを修正するときに、履歴を表示できます。次に、履歴サブオブジェクト上のグリップを使用して、オブジェクトを修正します。

[履歴]の設定を[なし]に変更するか、BREP[境界表現]コマンドを使用することで、選択した合成オブジェクトの履歴を削除できます。履歴を削除すると、ソリッドの元の削除された構成要素を選択して修正することはできなくなります。[履歴]の設定を[レコード]に変更し直すと、ソリッドの履歴の保持を再開できます。

合成履歴を削除すると、複雑な合成ソリッドを使用して作業するときに便利です。このプロセスを使用すれば、複雑な合成オブジェクトを作成した後に履歴をリセットして、追加の合成操作の新しい開始点として使用することができます。