マクロ インサイトは、推奨するコマンド マクロを提示することにより、反復的なタスクの減少、CAD 標準仕様の適用、ワークフローの簡素化に役立ちます。
これらのインサイトは、特定のコマンド シーケンスを使用する頻度に基づいて作成され、製品内で提供されます。たとえば、COPY[複写]コマンドを使用してオブジェクトを複写してから ROTATE[回転]コマンドを使用してオブジェクトを回転する場合は、COPY,ROTATE コマンド シーケンスを使用します。製品でコマンドを使用すると、コマンド シーケンスが評価され、一致する可能性のあるコマンド マクロの推奨事項が検索されます。
一致するコマンド マクロの推奨事項が見つかると、マクロ アドバイザ アイコン()がステータス バーにバルーン通知とともに表示されます。バルーン通知から、[コマンド マクロ]パレットを表示し、[インサイト]タブで新しいマクロ インサイトや使用可能なすべてのマクロ インサイトを表示することができます。
それぞれの新しいマクロ インサイトには、コマンド マクロによって実行されるアクションを示した名前と説明が含まれています。コマンド マクロによって実行されるアクションは、マクロ文字列で定義されます。マクロ文字列は、実行するコマンドと、それらのコマンドのオプションおよび値を定義します。
推奨コマンド マクロを試して動作を確認し、後で使用できるように保存することができます。コマンド マクロの推奨を保存すると、[コマンド マクロ]パレットの[保存済み]タブから使用できるようになります。
最初に、[インサイト]タブから、新しいコマンド マクロを試行して評価することができます。[試用]をクリックするとコマンド マクロが開始されます。コマンド マクロに基づいて、点の指定やオブジェクトの選択など、入力を求めるプロンプトが表示される場合があります。コマンド マクロが役に立つとわかった場合は、保存することにより、後で[保存済み]タブから実行したり編集したりできます。保存したら、関連付けられているボタンをクリックしてコマンド マクロを実行することができます。
[インサイト]タブで保存したコマンド マクロを編集して、割り当てられたマクロ文字列によって実行されるコマンド、オプション、値などのプロパティを変更することができます。コマンドマクロを編集するには、[保存済み]タブの関連するボタンを右クリックし、使用可能なオプションのいずれかを選択します。
コマンド マクロのプロパティは、[コマンド マクロ エディタ]または[ユーザ インタフェースをカスタマイズ] (CUI)エディタを使用して編集することができます。コマンド マクロに割り当てられたマクロ文字列を編集する場合は、[ユーザ インタフェースをカスタマイズ] (CUI)エディタを使用する必要があります。マクロ文字列の構文を理解するための情報については、「概要 - コマンド マクロ文字列」を参照してください。