これらのパスは、イメージ配置設定データの既定値の位置を指定します。
配置設定ファイルには、イメージの挿入点、尺度、回転角度、解像度のデータが格納されます。配置設定パスは、ローカルまたはネットワーク ドライブ上のフォルダでも、インターネット上の位置でもかまいません。読み込みパスは、配置設定情報をロードするときに AutoCAD Raster Design toolsetが検索する場所を指定します。書き込みパスは、イメージを書き出すときに AutoCAD Raster Design toolset が配置設定情報を配置する場所を指定します。
旧バージョンの AutoCAD Raster Design toolset(CAD Overlay GSX および CAD Overlay ESP)では、イメージに関する情報を保存するためにリソース ファイルが作成されました。AutoCAD Raster Design toolsetと CAD Overlay バージョン 7.5 以上では、図面ファイルにイメージに関する情報が保存され、イメージを書き出すときにだけ、リソース ファイルが作成されます。詳細は、「イメージを書き出す」を参照してください。関連付けられたリソース ファイルを持つイメージを別の図面に挿入すると、AutoCAD Raster Design toolsetはリソース ファイルに保存されている配置設定情報を組み込みます。
イメージを挿入するときに、リソース ファイルまたはワールド ファイルがそのイメージに関連付けられているかどうかを確認するために、AutoCAD Raster Design toolsetは読み込みパスを検索します。関連付けられている場合は、このファイルを配置設定情報のソースとして選択できます。読み込みパスを指定しないと、AutoCAD Raster Design toolsetはイメージが格納されているフォルダのみを検索します。