練習 H2: イメージを尺度変更、位置合わせする

この練習では、AutoCAD Raster Design toolsetで使用可能な 2 つの配置設定コマンドを使用します。

関連する練習

この練習を行う前に、AutoCAD Raster Design toolsetのオプションが「練習 A1: AutoCAD Raster Design Toolsetのオプションを設定する」で説明したとおりに設定されていることを確認します。

練習

  1. ..\Program Files\Autodesk\ApplicationPlugins\RasterDesign2023.Bundle\Contents\Tutorials¥Tutorial4 フォルダの図面ファイル Hybrid_02.dwg を開きます。

    イメージを尺度変更する

  2. 図面内の現在のベクトル線とラスター線を確認します。

    イメージ内の線と図面内の線は、位置合わせされていません。

  3. リボンの[表示]タブ [名前の付いたビュー]パネル [ビュー管理] をクリックします。次に、[モデル ビュー]ノードを展開し、TU_scale という名前のビューを選択し、[現在に設定]をクリックして、[OK]をクリックします。
  4. dist (DISTANCE[距離計算]コマンド)と入力し、左から右に計測して中央の教室の幅を求めます。

    教室の幅の計測値は約 34 フィート(約 10.4 メートル)です。図面上で、25 フィート(7.5 メートル)にする必要があります。

    このサンプルは、中央の教室の幅を計測するために指定する 2 点を示しています。

  5. リボンの[ラスター ツール]タブ [配置設定]パネル [尺度変更] をクリックします。次に、基点として中央の教室の外側の壁と左側の壁との交点を指定します。
  6. プロンプトが表示されたら、元の長さとして 34 フィート(10.4 メートル)、新しい長さとして 25 フィート(7.6 メートル)と入力します。
  7. DISTANCE[距離計算]コマンドを使用し、中央の教室の幅が約 25 フィート(約 7.6 メートル)になっていることを確認します。

    イメージをベクトル線に位置合わせする

  8. リボンの[表示]タブ [名前の付いたビュー]パネル [ビュー管理] をクリックします。次に、[モデル ビュー]ノードを展開し、TU_extents という名前のビューを選択し、[現在に設定]をクリックして[OK]をクリックします。
  9. リボンの[ラスター ツール]タブ [配置設定]パネル [位置合わせ] をクリックします。次に、1 番目の基点として建物の左上コーナーの外側の壁の交点を指定します。
    ヒント: PAN[画面移動]コマンドと ZOOM[ズーム]コマンドを使用し、図面のこの領域の表示を見やすくします。
  10. [端点]オブジェクト スナップを使用し、1 番目の目的点として、建物の輪郭を表す紫のベクトル線の左上コーナーを選択します。
  11. 2 番目の基点として、建物の右上コーナーにある外側の壁の交点を選択します。
  12. 2 番目の目的点として、建物の輪郭を表す紫のベクトル線の右上コーナーを選択します。

    イメージは、ベクトル線に位置合わせされています。

  13. 変更を保存せずに図面を閉じます。