指定した基準値に基づいて、親線形の横方向の円曲線を中心にしてオフセット線形を自動的に拡幅区間にするよう設定できます。
拡幅区間の値および摺り付けの長さは、親線形に関連付けた設計基準ファイルで車線の数、車両のタイプ、ホイールベースの長さ、設計速度などのプロパティを指定することでコントロールできます。[自動拡幅区間を追加]ダイアログ ボックスに値を入力して、拡幅区間の値および摺り付けの長さを手動で指定することもできます。自動拡幅区間となった曲線は、指定した基準値に基づいて、親線形ジオメトリに対して動的な状態を維持します。
設計基準ファイルを使用して拡幅区間の方法を指定する場合は、設計基準ファイルの[横断勾配摺り付けテーブル]および[拡幅区間方法]セクションで、自動拡幅区間をコントロールする規則を指定します。
既定のコリドー設計標準ファイル(_Autodesk Civil 3D Imperial Roadway Design Standards.xml)は、通常、C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥Autodesk¥C3D <バージョン番号>¥jpn¥Data¥Corridor Design Standards¥Imperial にあります。
注: 設計基準を使用してオフセット線形に自動拡幅区間を指定するには、
親
(中心線)線形に有効な設計基準ファイルを関連付ける必要があります。親線形に設計基準ファイルが関連付けられていない場合は、設計基準ファイルの指定を求めるプロンプトが表示されます。
次の手順では、基準ファイルを使用するか値を手動で入力して、オフセット線形に自動拡幅区間を追加する 2 種類の方法について説明します。
- 基準ファイルを使用する: [自動拡幅区間を追加]ダイアログ ボックスを使用して、親線形に関連付けられた設計基準ファイルを指定し、プロパティ値やその他のパラメータを指定する手順について説明します。選択できるプロパティ値は、指定した設計基準ファイルで事前定義されています。
- パラメータを手動で指定する: [自動拡幅区間を追加]ダイアログ ボックスの[幅の増加]プロパティと[摺り付けの長さ]プロパティを設定して、拡幅区間の規則を手動で指定する手順について説明します。