線形に沿って指定した長さの拡幅区間を適用できます。
拡幅区間には、その入口と出口の摺り付け区間が含まれます。上の図では、中心線線形の方向を基準にした場合、区間 1 が入口の摺り付け、区間 3 が出口の摺り付けとなります。こうした摺り付けの長さおよびシェイプに対する既定値は、AddWidening コマンドの設定によって異なります。
摺り付けは、指定された拡幅区間の開始測点より前方と、終了測点より後方へそれぞれ延長されます。上図の例では、拡幅区間の開始測点が 3+00、摺り付けの長さが 75 であることから、入口の摺り付けは 2+25 から始まります。
交差点の交差点巻き込み部の線形は拡幅区間を一方または両方の終点に追加するよう編集できます。拡幅区間のこのタイプは一般的に付加車線を交差点巻き込み部の入口に形成したり、合流車線を交差点巻き込み部の出口に作成します。
動的オフセット線形に自動拡幅区間を追加することもできます。
線形コマンドのコマンド設定では、拡幅を行う場合の拡幅区間および摺り付けの作成方法に関する既定の動作をコントロールする、各種オプションを設定することができます。たとえば、AddWidening コマンドでは、拡幅を行う場合の[曲線周りのリニア摺り付け]オプションでのリニア摺り付けの作成方法に関する既定の設定を指定できます。詳細は、「[フィーチャ設定を編集 - 線形]ダイアログ ボックス」を参照してください。