土積図を使用すると、横断土量の計算を基に、線形に沿って土工土量を表示できます。
マス カーブでは、提案設計サイト内で移動したマテリアルが視覚的に表示されるとともに、バランス ポイント、フリー ホールリージョン、オーバーホールリージョン、および勾配ポイントが表示されます。
設計担当者や請負業者は、マス カーブを使用することにより、大量のマテリアル移動が発生する場所を把握しやすくなる他、さまざまな設計案について、それらに伴う費用を比較する際の重要な指標として土積図を使用することができます。これらの土積図は通常、設計のレビュー用として縦断ビューとともに表示されます。土積図は、次のような設計要素を解析するのに使用されます。
土積図を生成するには、線形、横断抽出ライン グループおよびマテリアル リストが必要です。
土積図は、X 軸を測点(横断抽出ライン)、Y 軸を累積マテリアル(通常は土工)土量としてグラフ化されます。中央軸(累積量が 0 である)線を、バランス ラインといいます。マス カーブ ラインが上昇する部分は、プロジェクトが切土リージョンにあることを示しており、下降する部分は、プロジェクトが盛土リージョンにあることを示しています。マス カーブ リージョンは、バランス ポイントおよび勾配ポイントでマークされます。
線分で結ばれた土積図(上)の勾配ポイントと縦断ビューの勾配ポイント(いずれも矢印と円で表記)