概要 - マテリアル リストのマテリアルのギャップとくぼみを定義する

土量計算が行われない状態の場合、マテリアルにギャップを定義することができます。

ギャップは、橋梁の位置など、マテリアルにギャップが 1 つある位置で使用できます。コリドーの長さに沿って隣接していないマテリアルのくぼみがある場合など、複数の位置でギャップを使用することもできます。

ギャップは、[横断抽出ライン グループのプロパティ]ダイアログ ボックスの[マテリアル リスト]タブで定義します。

ギャップのランイン距離とランアウト距離

ギャップには、マテリアル間の摺り付け区間として機能するランイン距離とランアウト距離を指定できます。既定では、ギャップのランインとランアウトの値はゼロになっています。次の図に示すように、マテリアルはギャップの測点を超えて補間されません。

測点 2+00 と 3+00 の間に湿地マテリアルがあり、その前後に短い摺り付けがある場合、横断抽出ラインを追加する代わりに、次の図に示すように、ランインとランアウトを指定できます。

マテリアルのランインは最初のギャップで定義し、マテリアルのランアウトは 2 番目のギャップで定義します。この例の場合、最初のギャップのランインは 50、2 番目のギャップのランアウトは 75 になります。

厳密にランインとランアウトをコントロールする場合は、より小さな値を設定したり、既定値のゼロを使用することができます。

マテリアルのくぼみのギャップを定義する

次の例では、切土、盛土、湿地の 3 つのマテリアルが定義されています。湿地マテリアルは、図のハッチングされた領域にのみ存在します。累積切土量と累積盛土量の計算に 3 つのタイプをすべて含める必要があるため、3 つのマテリアルをすべて 1 つのマテリアル リストに追加する必要があります。

この例の場合、マテリアルの摺り付けの適切なランインとランアウトとともに、図の 1、2、3 で示した 3 つのギャップを追加します。マテリアル リストでは、切土マテリアルおよび盛土マテリアルではなく、湿地マテリアルにのみギャップを適用する必要があります。