コリドー モデルでは、場所によってコリドー リンクが相互に交差して屈曲部ねじれのような構成が生成される場合があります。
次の図は、コーナーに屈曲部ねじれのあるコリドーを示しています。
ビデオ: コリドー屈曲部ねじれをクリアする
00:02:46 音声付き 固定幅のコリドーと可変幅のコリドーにある屈曲部ねじれをクリアします。 |
コリドーの接線がコーナーで交差している場合や、固定幅のコリドーを作成した場合などは、コーナーが自動的にクリーンアップされます。[フィーチャ設定を編集 - コリドー]ダイアログ ボックスで[コーナーの自動クリーンアップ オプション]を変更することにより、自動クリーンアップの対象となる交差のタイプをコントロールすることができます。
それ以外の場合(たとえば、サーフェスまで法面展開するなど、可変幅のコリドーを作成するような場合)は、[コリドー屈曲部ねじれをクリア]コマンドを使用します。
Autodesk Civil 3D コリドーの自動クリーンアップ動作は、計画線または線形/縦断を基線として使用しているコリドーで、接線と接線、接線と曲線、接線と曲線と接線の交点に適用することができます。アセンブリは、アセンブリ内のシェイプを基準とした一貫性のある幅に設定されます。
たとえば、コリドーの接線がコーナーで交差した状態で、固定幅のコリドーを作成した場合、コリドーは次のようにクリーンアップされます。
内側のコーナーが接するポイントが計算されます。この場所から、[アセンブリに適用する間隔]ダイアログ ボックスで定義した間隔を使用して、基線に沿って半径線が延長されます。
また、[アセンブリに適用する間隔]ダイアログ ボックスで[平面線形変化点で]オプションがオンになっている場合、コーナーには測点が 1 つ追加されます。
サブアセンブリの幅の値は半径測点で変更されます。幅が計算され、AutoCAD の OFFSET[オフセット]コマンドと同様にコーナーが決定されます。
コーナー自動クリーンアップのその他の例については、「コーナーのクリーンアップの例」を参照してください。
[コリドー屈曲部ねじれをクリア]コマンドは、次のような条件下で使用します。
コマンドベースのコーナーをクリーンアップするその他の例については、次のセクションを参照してください。
次の表に、固定幅と可変幅のコリドーで生成できる各種コーナーの例を示してあります。
コリドーのコーナーのタイプ | クリーンアップのタイプ | コーナーのクリーンアップの例 |
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固定幅のコリドー、接線と接線のコーナー | 自動、内側と外側のコーナー |
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固定幅のコリドー、接線と曲線または曲線と接線のコーナー(非接線) | 自動、内側と外側のコーナー |
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固定幅のコリドー、接線と曲線と接線のコーナー(接線) | 自動、内側のコーナーのみ |
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可変幅のコリドー、接線と接線のコーナー | コマンドベース、内側のコーナーのみ |
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可変幅のコリドー、接線と曲線または曲線と接線のコーナー(非接線) | コマンドベース、内側のコーナーのみ |
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可変幅のコリドー、接線と曲線と接線のコーナー(接線) | コマンドベース、内側のコーナー(一部)のみ |
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次の図に示すように、屈曲部ねじれの解決後にコーナーで使用される標高値は、屈曲部ねじれの内側にあるいずれかのポイントから取得されます。
次の図は、屈曲部ねじれをクリアする前のコーナーを示しています。コリドー基線が赤で表示されています。
次の図は、屈曲部ねじれをクリアした後のコーナーを示しています。
ポイント 3 とポイント 4 がポイント 5 の位置に移動し、その位置でポイント 4 の標高が使用されます。ポイント 1 とポイント 2 の位置と高さは変更されません。
コーナーのクリーンアップは、左の図に示すように、始点と終点がコーナーで接する閉じた計画線をベースとしているコリドーの終点には適用されません。
この問題を回避するには、右の図に示すように、計画線を描画するときに、コーナー以外の場所から開始してコーナー以外の場所で終了することをお勧めします。
自動的にクリーンアップされず、[コリドー屈曲部ねじれをクリア]コマンドでも対処できない場合など、コーナーのクリーンアップに関するその他の問題を解決するには、コリドーから動的な計画線を抽出し、グレーディング ツールを使用して、この計画線からグレーディングします。 次の例では、グレーディングをコリドーの右側に追加しています。