概要 - 座標ジオメトリ エディタにデータを入力する

さまざまな形式および計算式を使用して、トラバース データを入力します。

座標ジオメトリ エディタを使用すると、2D トラバース データを入力および修正できます。さまざまな形式および計算式を使用して、数値または既知の COGO データに基づいてデータを簡単に入力することができます。

データ入力の一般的なガイドライン

データ形式

座標ジオメトリ エディタには、次の形式を使用してデータを入力できます。

緯度と経度

始点と終点の XY の形式を指定するには、図面設定で定義した経度/緯度形式を使用します。

次のいずれかの形式で既知の度、分、および秒を入力します。

  • DDMMSS.ss
  • DD MM SS.ss
  • DD.MMSSss

象限の位置

方向を指定するには、コンパスの象限の位置形式を使用します。

象限と角度の順に次のいずれかの形式で既知の方向を入力します。

  • 1..45 = N 45 E
  • 3..30 = S 30 W

COGO ポイントの位置

方向、角度、および距離の値を指定するには、COGO ポイントを使用します。

をクリックして、COGO ポイントを図面上で選択します。あるいは、PT1 to PT2 または 1 to 2 と入力し、ポイント 1 とポイント 2 間の相対値を次のいずれかのセルに入力します。

  • [角度/方向]
  • 距離
  • [半径]
  • [Δ 角度]

図面上の位置

図面上で位置を指定して、X/Y 座標、方向、距離、半径、または Δ 角度を指定します。

をクリックし、図面上で 2 つのポイントをクリックします。

不明の値

値が不明の場合は、セルに U と入力します。座標ジオメトリ エディタでは、他の既知の値に基づいて値が計算されます。

注: 1 つのトラバースにつき最大 2 つの値が不明になる場合があります。同一のトラバースの辺に 2 つの不明の値を使用することができます。解が複数ある場合は、想定される解がダイアログ ボックスに表示され、いずれかの解を選択して使用できます。長さは分かっているが、方向が分からない辺が 2 つある場合、複数の解が生じることが想定されます。

計算式を使用してトラバース パラメータを計算する

さまざまな計算式を使用して、トラバース パラメータの値を計算できます。計算式では、トラバースを定義するときに、COGO ポイントの相対的な位置など、既知のデータを入力できます。

使用可能な演算子を次に示します。

次の計算式は、座標ジオメトリ エディタへのデータの入力方法を示す簡単な例です。

計算式 結果
(1 to 2)/2 ポイント 1 とポイント 2 間の角度、方向、または距離を計算し、その結果を 2 で除算します。
100+200+150 複数の値の和を返します。
注:

このタイプの計算式は、複数の連続する区画線の総距離を計算する場合に役立ちます。