チューブ&パイプ スタイルを作成、管理する
チューブ&パイプ スタイルとは、チューブとパイプの特性を表現する設定のグループに名前を付けたものです。これは、ルートの自動作成、編集、およびルートと配管の設定の際に使用されます。チューブ&パイプ スタイルは、チューブ&パイプのデザインで一般的に使用されている規格に準拠しています。たとえば、パイプ配管内の 配管パーツ は多くの場合、長さや直径に特定の要件があり、特定の材料や分類の 継手 から構成されます。
[チューブ&パイプ スタイル]エディタはスタイル定義を格納します。これを使用してこれらのスタイルを管理します。必要に応じてエディタからスタイルを表示、追加、変更、および削除できます。xml 形式のファイルを使用して、複数のスタイル定義をエディタにインポートしたり、エディタからエクスポートできます。既定のスタイルを修正したり、既定のスタイルに基づいてカスタムのスタイルを新たに作成することができます。空白のスタイルから新しいカスタム スタイルを作成することもできます。
コンテンツ センター ライブラリ内の標準の配管パーツや継手に加えて、パブリッシュ済みのパーツを使用してチューブ&パイプ スタイルを定義することができます。
ドラッグ中にスタイルの最小長の設定に違反した場合は、違反したセグメントが赤く表示されます。ツールチップにも、セグメント長と<最小パイプ長>というメッセージが赤い文字で表示されます。
ファイルをインポートおよびエクスポートするには、[チューブ&パイプ スタイル]ダイアログ ボックスから[インポート]および[エクスポート]コマンドを選択します。インポートするスタイルに重複がある場合、[チューブ&パイプのスタイルをインポート]ダイアログ ボックスにエラーが表示されます。このダイアログ ボックスでは、データをプレビューして、存在する問題を解決できます。カスタムのチューブ&パイプ スタイルをすべての新しいチューブ&パイプ アセンブリで使用できるようにするため、それらのスタイルをチューブ&パイプのプライマリ配管アセンブリ テンプレートにインポートできます。
[チューブ&パイプ スタイル]コマンドを使用して、既存のスタイル定義をコピーおよび変更したり、使用しなくなったスタイルを削除します。[チューブ&パイプ スタイル]ダイアログ ボックスまたはリボンから、アクティブなスタイルを変更できます。ルートを編集するとき、そのルートのアクティブ スタイルを変更することができ、モデルは新しいスタイルに対応するように更新されます。たとえば、リジッド チューブと継手のスタイルからベンドチューブ スタイルに変更すると、リジッド パイプ配管コンポーネントが単一のベンドチューブ配管に置き換えられてブラウザに表示されます。
現在使用できないライブラリ内の配管パーツまたは継手をチューブ&パイプ スタイルで使用している場合は、ライブラリを設定しないと、引き続きそのスタイルを変更したり、そのスタイルを使用しているルートを設定することができません。