寸法スタイルの概要

各寸法スタイルには名前が付けられ、寸法に関するスタイルが設定されています。オブジェクトにスタイルを適用すると、スタイルの設定によってそのオブジェクトの書式が決まります。

寸法スタイルは、文字スタイルをサブスタイルとして使用することにより、寸法テキストを書式設定します。寸法スタイルを作成または修正するときは、個々の文字属性(太字、下線など)を指定できます。寸法の文字スタイルに変更を加えると、文字スタイルが更新されます。

[文字]ページでは、寸法の公差部分の文字スタイルを定義することもできます。公差に対して特定の文字スタイルが指定されていない場合は、ここで定義した文字スタイルが使用されます。

図面注記での 2 つの寸法単位

図面注記が次のタイプに該当する場合は、寸法値を主単位と変換単位の両方で表示することができます。

寸法タイプおよびすべての注記タイプについて、寸法スタイルの[変換単位]タブに 2 つの単位が表示されます。

注: 2 つの単位形式を選択すると、 精度と公差の値もデュアル形式で表示されます。
ヒント: 二重寸法値は、穴テーブル、曲げテーブル、およびパンチ テーブルにも表示できます。[列選択]ダイアログ ボックスを使用して、変換単位の列をテーブルに追加します。

寸法スタイルのオーバーライト

個々の寸法を修正して、特別な注記を追加できます。

寸法スタイルの設定をオーバーライドするには、寸法を右クリックし、[オプション]、[精度]、[公差]、または[文字]を選択します。オーバーライドすると、対応する寸法スタイルの設定がその内容に置き換わります。

注: 寸法に寸法スタイルを適用すると、その寸法に対してオーバーライドされた設定はすべて削除されます。

カスタマイズされた寸法スタイルの再使用

図面内の寸法スタイルをカスタマイズすると、変更内容がその図面に保存されます。カスタマイズしたスタイルをすべての新しい図面ファイルで使用可能にするには、変更内容をスタイル ライブラリに保存します。スタイル ライブラリを使用するすべてのドキュメントでそのスタイルを使用できるようになります。

不正な変更が行われないようにスタイル ライブラリがロックされている場合は、スタイル ライブラリに変更を保存できないことがあります。