機能の入力を使用して軸を設計するには

軸を設計する

新機能の紹介: 2020

  1. リボンで、[設計]タブ [動力伝達]パネル [軸] をクリックします。
  2. [設計]タブで、次の操作を行います。

  3. [配置]ボックス領域で、必要に応じてアセンブリでの軸の配置を指定します。軸ジェネレータを使用して軸を設計する場合、配置を指定する必要はありません。
  4. [断面]ボックス領域で、ドロップダウン リストを使用して軸の形状を設計します。選択に応じて、ツールバーにコマンドが表示されます。
    1. 軸のフィーチャと断面を挿入するには、[断面]を選択します。
    2. 中空軸を設計するには、[右側の穴]または[左側の穴]を選択します。
  5. メニューからコマンド([円錐を挿入]、[円柱を挿入]、[多角形を挿入])を選択して、軸の断面を挿入します。選択した断面がツリー コントロールに表示されます。断面タイプ(円錐、円柱など)と断面の位置(1 つ目、中間など)に基づいて、各断面に使用可能なフィーチャの一覧が表示されます。断面はいくつでも挿入することができます。
  6. (任意)ツールバーの[オプション] をクリックして、3D グラフィカル プレビューおよび 2D プレビュー用のオプションを設定できます。
  7. を使用して、軸コンポーネントのファイルとフォルダの作成方法を指定します。
    • サブアセンブリ構造の作成を無効にして、ルート アセンブリ内に単一パーツを作成します。
    • サブアセンブリ構造の作成を有効にします。
  8. [OK]をクリックすると、Autodesk Inventor アセンブリに軸が挿入されます。

[結果]をクリックして、HTML レポートを表示します。

注: [計算]タブに切り替えて、軸材料を設定し、荷重および支持を追加することができます。

中空軸の形状を設計する

  1. リボンで、[設計]タブ [動力伝達]パネル [軸]をクリックします。
  2. [設計]タブで、次の操作を行います。

  3. [配置]ボックス領域で、アセンブリでの軸の配置を指定します。軸ジェネレータを使用して軸を設計する場合、配置を指定する必要はありません。
  4. [断面]ボックス領域でドロップダウン リストから[断面]を選択し、軸の断面を挿入します。
  5. [断面]ボックス領域でドロップダウン リストから[右側の穴]または[左側の穴]を選択します。ツールバーに[円柱穴を挿入]オプションと[円錐穴を挿入]オプションが表示されます。適切な形状の中空軸をクリックして挿入します。
  6. ツリー コントロールで中空を選択し、 をクリックして、寸法を編集することができます。
  7. ツリー コントロールで中空を選択し、 をクリックすると、中空を削除することができます。
  8. (任意)ツールバーの[オプション] をクリックして、3D グラフィカル プレビューおよび 2D プレビュー用のオプションを設定できます。
  9. を使用して、軸コンポーネントのファイルとフォルダの作成方法を指定します。
    • サブアセンブリ構造の作成を無効にして、ルート アセンブリ内に単一パーツを作成します。
    • サブアセンブリ構造の作成を有効にします。
  10. (省略可能)[設計]タブの右下隅にある[その他のオプション] をクリックして、設計済みの軸をテンプレート ライブラリに追加できます。
  11. [OK]をクリックすると、Autodesk Inventor アセンブリに軸が挿入されます。

選択した軸の円柱を分割する

円柱付きの軸を設計するときは、選択した円柱を 2 つのパーツに分割できます。円柱の長さは、そのまま維持されます。

グラフィックス ウィンドウまたは[設計]タブの[2D プレビュー]領域で円柱を選択し、ツールバーの[選択した断面を分割] をクリックします。

支持を指定する

支持を軸の長さ全体に適宜ドラッグします。スラスト荷重を支える支持は 1 つのみで、ダイアグラムでの表示は他の支持とは異なります。

  1. リボンで、[設計]タブ [動力伝達]パネル [軸] をクリックします。
  2. [設計]タブで、軸の形状を設計します。
  3. [計算]タブに切り替えます。

  4. [荷重と支持]領域で、ドロップダウン リストから[支持]を選択します。ツールバーに [固定支持を追加]コマンドと [自由支持を追加]コマンドが表示されます。
  5. 自由支持または固定支持を追加します。
  6. ダイアログ ボックスの[タイプ]ドロップダウン リストからアセンブリの軸受を選択します。編集フィールドに軸受データが入力されます。パラメータに基づいて自動的に塑性が計算されます。
  7. 選択した支持のタイプに応じた編集フィールドが使用可能になり、値を編集することができます。
注: [設計]タブで、ダイアログ ボックスの左下コーナーにある[カスタム]チェック ボックスをオフにすると、ドロップダウン リストが使用可能になります。

荷重を指定する

  1. リボンで、[設計]タブ [動力伝達]パネル [軸] をクリックします。
  2. [設計]タブで、軸の形状を設計します。
  3. [計算]タブを選択します。

  4. [荷重と支持]領域で、ドロップダウン リストから[荷重]を選択します。ツールバーに使用可能なコマンドが表示されます。
  5. 共通荷重を追加するにはを、連続荷重を追加するには、をクリックします。

力を指定する

力は全方向に指定できます。つまり、Fx (軸)、Fy (XY 平面)、Fz (XZ 平面)で指定可能です。プラスの力は、プラスの座標軸の反対方向に作用します。

  1. リボンで、[設計]タブ [動力伝達]パネル [軸] をクリックします。
  2. [設計]タブで、軸の形状を設計します。
  3. [計算]タブに切り替えます。

  4. [荷重と支持]領域で、ドロップダウン リストから[荷重]を選択します。ツールバーに使用可能なコマンドが表示されます。
  5. ラジアル荷重を追加するにはを、スラスト荷重を追加するにはをクリックします。

モーメントを指定する

モーメントは全方向に指定できます。つまり、Mx (トルク)、My (曲げ: XZ Plane)、Mz (曲げ: XY Plane)で指定可能です。プラスのモーメントは反時計回り方向に作用します。

  1. リボンで、[設計]タブ [動力伝達]パネル [軸] をクリックします。
  2. [設計]タブで、軸の形状を設計します。
  3. [計算]タブに切り替えます。
    • [荷重と支持]領域で、ドロップダウン リストから[荷重]を選択します。ツールバーに使用可能なコマンドが表示されます。
    • 曲げモーメントを追加するには、をクリックします。

トルクを指定する

トルクは、相互に逆向きの 2 つの力を使用して入力します。どちらか 1 つの力が実際のトルクを表し、もう 1 つの力が負になる必要があります(例: 150 Nm と -150 Nm)。すべてのトルク(最大)の合計は 0 にならなければなりません。

  1. リボンで、[設計]タブ [動力伝達]パネル [軸] をクリックします。
  2. [設計]タブで、軸の形状を設計します。
  3. [計算]タブに切り替えます。
  4. [荷重と支持]領域で、ドロップダウン リストから[荷重]を選択します。ツールバーに使用可能なコマンドが表示されます。
  5. トルクを追加するには、をクリックします。

軸ジェネレータを使用して軸を編集する

  1. デザイン アクセラレータの軸が既に挿入されている Autodesk Inventor アセンブリを開きます。
  2. 軸を選択し、右クリックして右クリック メニューを表示し、[デザイン アクセラレータを使用して編集] を選択します。
  3. 軸を編集します。フィーチャおよび断面を追加、削除したり、計算パラメータを編集することができます。計算値を変更した場合は、[計算]をクリックして強度チェックを確認します。計算結果は[結果]領域に表示されます。計算に失敗した入力は赤で表示されます(赤で表示された値はその他の挿入された値や計算基準とは一致しません)。計算についてのレポートは、[メッセージの要約]領域に表示されます。
  4. [OK]をクリックします。

軸をテンプレート ライブラリに追加する

軸は、テンプレート ライブラリに保存することができます。

[テンプレート ライブラリ]を表示するには、[設計]タブの右下隅にある[その他のオプション]をクリックします。

  1. 軸をテンプレートに追加するには、[追加]を選択します。
  2. 選択した軸テンプレートを開くには、[設定]を選択します。
  3. 選択したテンプレートを削除するには、[削除]を選択します。

[テンプレートの説明]ダイアログ ボックスで、テンプレート名を設定して、[OK]をクリックします。

軸のオプションを設定する

軸ジェネレータでは、3D グラフィカル プレビューと 2D プレビューでのフィーチャと内側断面の表示設定オプションを設定できます。

[オプション]ダイアログ ボックスを開くために使用するタブに応じて、オプションの可用性は異なります。[設計]タブと[計算]タブのオプションは異なります。[設計]タブで行われた選択は、特定のタブに適用されます。

  1. リボンで、[設計]タブ [動力伝達]パネル [軸] をクリックします。
  2. [設計]タブまたは[計算]タブで、[オプション]を選択します。
  3. [オプション]ダイアログ ボックスでは、次の操作を実行できます。
    • [3D プレビュー]ボックス領域で、フィーチャの 3D 表示を設定するためのオプション、[軸の座標系を表示]を設定します。
    • [2D プレビュー]ボックス領域で、[設計]タブ内の 2D プレビュー用オプションを設定します。
  4. [OK]をクリックします。

錠前を使用して、変数が独立変数かどうかを指定します。

軸セクションの横の寸法に従属する特定の寸法をロックします。錠前を使用して、特定の変数を従属変数または独立変数として設定します。

寸法がロック解除されている場合、寸法を自由に変更することができます。

特定の寸法(たとえば、円錐直径)をロックします。円錐には使用可能なグリップがありません。寸法は、円錐の横にある断面の寸法に従って変更されます。そのような断面の寸法(たとえば、円柱)を変更した場合、円錐の直径も変更されます。円筒寸法の変更は、円錐に影響します。

錠前は中空セクションに対しても使用可能です。

軸のチュートリアル