ViewCube は、モデルの現在のビューの方向を再設定する場合に使用します。ViewCube ツールでは、事前定義の領域をクリックしてプリセット ビューを現在のビューに設定したり、モデルのビューの角度をクリック操作とドラッグ操作で自由に変更したり、ホーム ビューを定義および復元して、モデルのビューの方向を変更できます。
ViewCube ツールには、26 の定義済みの部分で構成されています。これらの各部分をクリックして、モデルの現在のビューを変更します。26 の定義済みの部分は、コーナー、エッジ、および面の 3 つのグループに分類されます。26 の定義済みの部分のうち、6 つの部分は、上、下、正面、背面、左、右であり、モデルの標準的な直交投影ビューで表現されます。直交投影ビューは、ViewCube ツールのいずれかの面のクリックすることで設定します。
他の 20 箇所の定義済み領域は、モデルの角度付きビューにアクセスするために使用します。ViewCube ツールのコーナーの 1 つをクリックすると、モデルの 3 つの面によって定義されている視点に基づいて、モデルの現在のビューの方向が 3/4 回転したビューへと再設定されます。ViewCube のエッジの 1 つをクリックすると、モデルの 2 つの面に基づいて、モデルのビューの方向が半回転したビューへと再設定されます。
また、ViewCube ツールをクリックおよびドラッグすることで、26 の定義済みの部分以外に、カスタム ビューにモデルの方向を再設定することができます。ドラッグする際、カーソルが変化し、モデルの現在のビューの方向を再設定していることが示されます。いずれかのプリセットの方向に近い ViewCube をドラッグしたとき、その ViewCube ツールが最も近いビューにスナップするように設定されている場合、プリセットの方向まで回転します。
ViewCube ツールのアウトラインは、方向の形態が標準であるか固定であるかを区別するのに役立ちます。ViewCube ツールが標準の方向で、26 の定義済み部分の方向に向いていない場合、アウトラインが破線で表示されます。ViewCube ツールが、定義済みのビューのいずれかに拘束されている場合は、アウトラインが実線になります。
モデルをいずれかの面のビューから表示している場合、ViewCube ツールの近くに 2 つの回転矢印ボタンが表示されます。回転矢印は、ビューの中心を軸に、現在のビューを時計回りまたは反時計回りに 90 度回転するために使用します。
モデルをいずれかの面のビューで表示しているときに ViewCube ツールがアクティブな場合、4 つの直交投影三角形が ViewCube の近くに表示されます。これらの三角形は、いずれかの隣接面のビューに切り替えるために使用します。
モデルの前面ビューを定義することで、ViewCube ツールの面ビューの方向を定義することができます。前面ビューと同様に、モデルの上方向を定義することでも、ViewCube ツールの面ビューの方向を定義することができます。