レンダリングされたイメージを作成するには

イメージをレンダリングして、背景を拡張したり、または拡張せずに、設計の現実感のあるイメージを表示します。レンダリング タイプを[シェーディング]から選択すると、選択したスタイルがイメージ全体に適用されます。適用されたタイプを変更する場合は、イメージ エディタでポスト プロセスとして実施する必要があります。イラストレーション結果を取得するには、モデリング環境のイラストレーション表示スタイルを使用できます。

別のイメージと合成される透明な背景のイメージを出力するには、レンダリング前にアルファ チャンネル付きの PNG を選択する必要があります。PNG の[アルファ チャンネル]オプションは、レンダリングの開始時点では非表示になっています。

  1. リボンで、[環境]タブ [開始]パネル [Inventor Studio]の順にクリックします。
  2. リボンで、[レンダリング]タブ [レンダリング]パネル [レンダリング イメージ] の順にクリックします。
  3. [一般]タブのオプションを設定します。グラフィックス ウィンドウにプレビューが表示されます。

    正しく選択したことを確認したら、[レンダリング]をクリックします。

    別のウィンドウにレンダリングの進行状況が表示されます。

    • [幅]、[高さ]: レンダリングされるイメージの幅と高さを指定します。[計測]コマンドを使用する場合や、最後に使用した値から選択する場合は、入力ボックスの矢印をクリックしてメニューから選択します。入力ボックスの値はどれも変更可能です。

      [出力サイズ選択]: 値の一覧から出力サイズを選択できます。

    • [縦横比をロック]: 選択すると、現在のイメージの幅と高さで定義した縦横比が維持されます。
    • [カメラ]: アクティブなドキュメントについてカメラを指定します。カメラが指定されていない場合、既定は[現在のビュー]です。現在のビュー、ビュー カメラを使用する
    • [照明スタイル]: 一覧から照明スタイルを選択できます。使用可能な照明スタイルがない場合、イメージはモデリング環境の照明スタイルを使用してレンダリングされます。
  4. [出力]タブのオプションを設定します。
    1. [レンダリングされたイメージを保存]: [開く]ダイアログ ボックスで、名前を入力し、場所を選択し、ファイル タイプを選択します。
    2. [開く]ダイアログ ボックスで[オプション]をクリックして、[イメージ保存オプション]ダイアログ ボックスを開きます。選択したファイル タイプに応じて、使用できるオプションは異なります。
      注: 別のイメージと合成される透明な背景のイメージを出力するには、レンダリング前にアルファ チャンネル付きの PNG を[保存オプション]ダイアログ ボックスで選択する必要があります。
    3. [保存]ダイアログ ボックスで[保存]をクリックして、設定を保存し、[出力]タブに戻ります。
  5. [レンダラ]タブのオプションを設定します([レンダリング イメージ]のみ)。
    • [レンダリング期間]:
      • [レンダリング時間]: レンダリングの時間を設定します。特定の時間間隔における反復回数(および結果のクオリティ)は、CPU の速度によって異なります。
      • [反復によるレンダリング]: 実行する反復の回数を設定します。反復回数の完了に必要な時間間隔は CPU の速度によって異なります。
      • [十分な結果が得られるまで]: 無制限のレンダリングを設定します。レンダリングは手動で停止することができます。
    • [照明およびマテリアルの精度]
      • [モード]: レンダリングの時間を設定します。特定の時間間隔における反復回数(および結果のクオリティ)は、CPU の速度によって異なります。
    • [イメージ フィルタリング(アンチエイリアス処理)]: 最終的なイメージをぼかしたりシャープにするために、複数のサンプルを単一のピクセル値に結合する方法を指定します。
  6. [レンダリング]をクリックします。
  7. [レンダリング出力]ウィンドウの右上隅で、次の操作を実行します。
    • [一時停止]をクリックすると、レンダリングが一時停止します。
    • [保存]をクリックすると、出力が BMP、JPEG、TIFF、PNG、GIF 形式で保存されます。
注: [表示]タブで指定した[グラウンド面]とシャドウ効果の設定は、レンダリングされたモデルに表示されます。
ヒント: スペースボール タイプのコントローラは、アニメーションのレンダリング中に操作すると、カメラ ビューの移動の原因になることがあります。移動を回避するには、長時間のレンダリングを実行する際にはコントローラをオフにします。
親トピック: イメージのレンダリングの概要