通常、固定パイプまたはパイプ ルートは 自動ルート領域 と スケッチ ルート セグメント の組み合わせです。スケッチ ルート セグメントは、スケッチ拘束、寸法、カスタム ベンド、点スナップ、回転スナップ、3D マニピュレータ ツールの方向軸などを使用して手動で作成されます。
スケッチ ルート セグメントでは、アセンブリ内の参照ジオメトリを利用できます。デザインを開始する前に、ルート拘束をプランニングすることをお勧めします。必要に応じて構築線を作成するか、必要なジオメトリを追加して、拘束を配置します。
ルートの作成中に、右クリック メニューの[自動寸法]オプションを使用すると、 通常のスケッチ寸法 による事前ルーティングの続行を設定できます。[被駆動寸法]コマンドを使用すると、指定したルート寸法をスケッチ寸法と被駆動寸法の間で切り替えることができます。
スケッチ ルート セグメントには自動ルート領域が含まれません。スケッチ ルート セグメントは、手動で作成された 2 つのルート ポイント間のセグメントによって表されます。スケッチ ルート ポイントの既定の命名規則は、Route Point <n>です。<n>はアクティブなパイプ ルート内で 1 から順に自動的に 1 ずつ増えていく番号です。この番号は、新しいパイプ配管の一意のパイプ ルート内で 1 にリセットされます。自動ルート領域およびルート ポイントの名前は、Microsoft オペレーション システムの遅延編集機能を使用してモデル ブラウザで変更できます。
モデル ブラウザでは、スケッチ ルート ポイントと自動ルート領域が同じレベルにあります。通常、末端ルート ポイントは、 共有ルート ポイント です。末端ルート ポイントは自動ルート ポイントの命名規則に従い、自動ルート領域とルート スケッチの両方に含まれます。
通常、スケッチ ルートには、スケッチ拘束と寸法拘束の 2 種類の拘束が含まれます。
頂点、線分ジオメトリ、平面、作業フィーチャ(作業点、作業軸、作業平面)など、チューブ＆パイプ アセンブリ内の既存のジオメトリがルート システムのナビゲートに役立つ場合は、これらのジオメトリを参照ジオメトリとして追加し、適切なスケッチ拘束と寸法拘束を適用してデザインを定義します。
通常、ルートは特定の有効なジオメトリ上で開始および終了します。その結果、参照ジオメトリが自動的に作成され、作業フィーチャ フォルダにグループ化されます。たとえば、作業点は通常、円形状エッジを選択することから求められ、円形状エッジの中心点に一致します。ルート ポイントやセグメントを含むルート ジオメトリを削除した場合、基となる参照ジオメトリはそのまま残ります。
[エッジと平行]コマンドや[垂直]コマンドなど、事前作成で使用されるその他のルート コマンドもまた、適切な参照ジオメトリを自動的に追加します。
関連するジオメトリが変更されるたびに、自動ルート領域内のセグメントはダイナミックに更新されます。新しい自動ルート領域解析がシステムによって自動的に計算され、セグメントを追加または削除できるようになります。
スケッチ ルート セグメントは手動で編集または削除する必要があります。セグメントが完全に拘束されていない場合、システムがセグメントの長さと方向をダイナミックに調整します。ただし、セグメントが追加または削除されることはありません。