スケルトン モデリング手法では、既知のすべての係数をスケルトン ファイルに入れます。その後、アセンブリを構成する大半のサブアセンブリおよびパーツに対して、そのスケルトン ファイルを基準として使用できます。
簡易モードまたは完全モードのどちらでアセンブリを使用している場合でも、スケルトン モデリング技法を使用できます。
スケルトン ファイルには、任意のタイプの要素を任意の組み合わせで含めることができます。スケルトン ファイルに作成される一般的な情報は次のとおりです。
- スケッチ: 最終製品の概念を定義するか、アセンブリの各種領域のレイアウトとして使用します。
- 作業ジオメトリ: アセンブリ レベルを定義する重要な接続点、軸方向、および作業平面を定義します。
- パラメータ: パーツ サイズや配置の角度に関する重要な値、およびその他の既知の設計値を定義します。
- ソリッド: 最終アセンブリの体積を単一パーツとして定義します。または、設計のサブ領域の定義に使用します。
利点
- アセンブリやコンポーネントの作成が簡単です。
- 設計の変更が簡単です。
- 共通接続または主要位置を単一ファイルから参照します。
- 簡易モードでスケルトン モデリングを使用できます。この方法は、大きいアセンブリ モデルで特に役立ちます。
欠点
- データ量が若干増えます。
- スケルトン スケッチを別途作成する必要があります。
スケルトン モデリングでよく使用される Inventor コマンド
- スケッチ ブロック
- スケッチ拘束
- パーツを作成する
- コンポーネントを作成する
- 派生
- アダプティブ機能