インポートされた STEP データおよび IGES データの概要(コンストラクション環境)

STEP ファイル名の概要

Autodesk Inventor で、STEP ファイルまたは IGES ファイルを開くことができます(ファイルの作成)。STEP ファイルをアセンブリに配置したり、IGES ファイルを既存の Inventor パーツ ファイルにインポートしたり、IGES ソリッド ボディをアセンブリ内のコンポーネントとして配置することができます(アセンブリを使用するには Inventor が必要です)。

インポートされたデータを、個別のグループ、ソリッド、サーフェス、およびワイヤフレーム ノードが格納されているコンストラクション フォルダに配置することができます。単一のノードにサーフェスが含まれているので、複数のサーフェスを単一のフィーチャとしてパーツ環境にプロモートすることができます。

多くの場合、コンポジット フィーチャの動作は基準サーフェス フィーチャと同じです。ただし、 コンポジット フィーチャは複数の個々のボディを格納することもできます(単一ボディとしてステッチされない複数のソリッド ボディやサーフェス ボディなど)。個々のボディを操作することはできません。

一括してステッチできなかったサーフェスはブラウザで Construction フォルダに置かれます。キルトはパーツ環境にプロモートされ、サーフェスとしてブラウザに表示されます。インポートされたときに自動的にステッチされなかったサーフェスの解析と修復ができます。

Inventor の既定では、パーツ名(挿入したパーツのファイル名)がブラウザのファイル ノードに適用されます。他の CAD システムでは、部品番号プロパティを適用する場合があります。STEP ファイルを Inventor にインポートした場合、このファイル名は、STEP ファイルを生成した CAD システムの STEP ファイル名とは異なる場合があります。混乱を避けるため、ブラウザ ノードの命名規則を指定する場合は、[ブラウザ ノード名の変更]コマンドを使用してください。

STEP ファイルを開くとき、[ロード中にパーツを保存]を選択すると、インポートしたファイルは[出力先フォルダ]設定で指定した場所に Inventor 形式で保存されます。同じ名前が付いた既存のファイルがある場合は、OldVersions フォルダに移動します。

IGES ファイルの 308/408 構造の概要

IGES ファイルを開くときは、308 と 408 の構造が使用されます。ファイルのブロック構造は、アセンブリによって参照される複数のパーツに変換されます。各パーツ ファイルには単一構造のインスタンスのデータが格納されます。[自動ステッチとプロモート]オプションが失敗したか、オフになっている場合、データは定義されているパーツのコンストラクション グループに配置されます。または、308/408 ブロック定義を無視して、すべてのデータを単一のパーツ ファイルに開くこともできます。