キャッシュされた再生(Cached Playback)の実行時にサポートされていないノードが検出されたため、アニメーションをメモリに送信できない場合は、セーフ モードになります。セーフ モードになると、
キャッシュされた再生(Cached Playback)ステータス ラインおよびアイコンが黄色になって、キャッシングが無効になります。セーフ モードの詳細については、「
キャッシュされた再生(Cached Playback)ステータス ラインの状態」を参照してください。
キャッシュされた再生(Cached Playback)がメモリ不足の状態に近づくと、ヘルプ ライン(Help line)に警告メッセージが表示されます。レンジ スライダ(Range Slider)を使用して再生範囲を狭めたり、キャッシュされた再生(Cached Playback)のプリファレンスでキャッシング プロセスに割り当てられるメモリを増やしたりすることができます。割り当てられたメモリの上限に達した場合、操作を継続することはできますが、キャッシングは停止します。
以下に、キャッシュされた再生(Cached Playback)ワークフローに関する制限事項のリストを示します。
- 描画
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- サポート対象
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アニメートされた可視性はサポートされていますが、キャッシング システムはフル活用されません。可視性がアニメートされたジオメトリはキャッシュされないで再計算されることがあるため、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
- アニメートされたジオメトリ トポロジはサポートされていますが、キャッシング システムはフル活用されません。トポロジがアニメートされたジオメトリはキャッシュされないで再計算されることがあるため、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
- サポート対象外
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- Maya Catmull-Clark モードでは、スムーズ メッシュ プレビューのキャッシングが正しく機能しません。ただし、OpenSubdiv スムージング モードではキャッシングが機能します。アトリビュート エディタ(Attribute Editor)のスムーズ メッシュ(Smooth Mesh)領域のスムーズ メッシュ プレビュー(Smooth Mesh Preview)オプションを無効にします。
- 表示モード(ワイヤフレームとポリゴン、スムーズシェードとフラットシェードの切り替えなど)はサポートされていません。表示モードを変更した場合は、キャッシュを再構築する必要があります。
- ワークフロー
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キャッシュされた再生(Cached Playback)は評価マネージャ(EM)に依存しますが、EM を無効化するプロセスはすべて、キャッシュされた再生(Cached Playback)も無効化します。これには、モーション ブラーの使用や、シーンに特定のクラシック ダイナミクス(例: パーティクル、クロス、リジッド ボディなど)が含まれている場合などが含まれます。
- カメラ ビューを移動すると(ドリー、タンブル、オービット、ズームなど)、キャッシュされた再生(Cached Playback)は一時的に停止します。回避策:カメラ ビューを変更する前に、キャッシュされた再生(Cached Playback)のステータス ラインでタイム スライダ(Time Slider)が完全にフィルされるようにします。
- スムーズ メッシュ プレビューを行うと、細分割されたメッシュで使用されるメモリ量が増えて、キャッシュされた再生(Cached Playback)の速度が大幅に低下します。回避策:キャッシュされた再生(Cached Playback)のプリファレンスでスムーズ メッシュをキャッシュ(Cache Smooth Meshes)を無効にします。
- 評価グラフ トポロジを変更しても、グラフ(および再生キャッシュ)のリビルドがトリガされません。リビルドが行われるのは、現在の評価ではなく、次回の評価を行ったときのみです。これは、現在のシーンで変更が行われる可能性があるためです。
- キャッシュ全体が有効な状態でファイル > 新規(File > New)を使用した場合などは、キャッシュの解放(またはフラッシュ)にしばらく時間がかかるため、Maya が一時停止することがあります。