露出を調整する

露出は、現実世界の輝度値をイメージに変換する度合をコントロールします。

レンダリングの前後で露出の設定を調整することができます。希望の露出設定が分かっている場合は、イメージをレンダリングする前に設定できます。[環境]タブの露出の設定を変更すると、効果は即座に[シーン ビュー]に表示されます。設定はモデルとともに保存されます。次にファイルを開くときは、同じ露出設定が使用されます。

注: 太陽と空の効果は、露出がオンになっている場合のみ表示されます。露出がオフの場合は、[シーン ビュー]の背景が白になります。

露出を切り替える

  1. [レンダリング]タブ > [システム]パネル > [Autodesk レンダリング] の順にクリックします。
  2. [Autodesk レンダリング]ウィンドウの[レンダリング]ツールバーで、[露出] をクリックします。[環境]タブで、露出のオンとオフを切り替えることもできます。

露出を調整する

  1. [レンダリング]タブ > [システム]パネル > [Autodesk レンダリング] の順にクリックします。

  2. [環境]タブをクリックして、[露出]パネルに移動します。

  3. [露出値]スライダを使用して、レンダリングされたイメージ全体の明るさをコントロールします。この設定は、自動露出カメラの露出補正設定に相当します。-6 (明るい)から 16 (暗い)までの値を設定できます。既定値は 6 です。

  4. [ハイライト]スライダを使用して、イメージの最も明るい領域の照明レベルを調整します。0 (暗いハイライト)から 1 (明るいハイライト)までの値を設定することができます。既定は 0.25 です。

  5. [中間トーン]スライダを使用して、ハイライトとシャドウの間の明るさを持つイメージの領域の照明レベルを調整します。0.1 (暗い中間トーン)から 4 (明るい中間トーン)までの値を設定できます。既定は 1 です。

  6. [シャドウ]スライダを使用して、イメージの最も暗い領域の照明レベルを調整します。0.1 (明るいシャドウ)から 4 (暗いシャドウ)までの値を設定することができます。既定は 0.2 です。

  7. [白のポイント]スライダを使用して、レンダリングされたイメージ内で白色表示する光源の色温度をコントロールします。この設定は、デジタル カメラでのホワイト バランス設定に類似します。既定値は 6500 です。

    ヒント: レンダリング イメージのオレンジ色が強すぎる場合には、[白色点]値を減らしてください。レンダリング イメージの青色が強すぎる場合は、[白のポイント]の値を増加します。
  8. [彩度]スライダを使用して、レンダリングされたイメージのカラーの強度を変更します。0 (灰色/黒/白)から 5 (最も強度が高い色)までの値を設定できます。既定は 1 です。

    注: [オン]チェック ボックスをオンにして、露出をオンにしてください。効果は、リアリスティック表示スタイルとフォトリアリスティック表示スタイルの両方で表示されます。