ファイルベースのワークシェアリングとサーバベースのワークシェアリングのワークフローの違い

ファイルベースおよびサーバベースでワークシェアされているプロジェクトを使用する場合のワークフローは、ほぼ同じです。ワークセットを有効にする処理、中央モデルを同期する処理、中央モデルに対する最新の変更を再ロードする処理、およびワークセットの所有権を放棄する処理は同じです。

この後のシナリオで、ファイルベースとサーバベースのワークシェアリング ワークフローの違いについて説明します。

注: Worksharing Monitor は、サーバベースのワークシェアリングには適合しません。

ファイルベースのワークシェアリングとサーバベースのワークシェアリングのワークフローの違い

シナリオ 1: 関連付けられたローカル モデル、[保存後、これを中央モデルの場所に指定]オプションが無効

[保存後、これを中央モデルの場所に指定]オプションを無効にした状態で、関連付けられたローカル モデルで中央モデルを上書きしようとします。

ファイルベース サーバベース
結果: ローカル ファイルが中央モデルと同期します。 適用外: [保存後、これを中央モデルの場所に指定]を常時選択する。

シナリオ 2: 関連付けられたローカル ファイル、[保存後、これを中央モデルの場所に指定]オプションが有効

[保存後、これを中央モデルの場所に指定]オプションを有効にした状態で、関連付けられたローカル ファイルで中央モデルを上書きしようとします。

ファイルベース サーバベース
結果: ワークセット ファイルが既に存在するので、そのファイルを置き換えるとバックアップが失われる、というメッセージが表示されます。[はい]を選択すると、中央モデルへの上書きが許可されます。 結果: 中央モデルを置き換えて上書きするか、操作をキャンセルするかを選択できるメッセージが表示されます。

シナリオ 3: 関連付けられていないローカル ファイル、[保存後、これを中央モデルの場所に指定]オプションが無効

[保存後、これを中央モデルの場所に指定]オプションを無効にした状態で、関連付けられていないローカル ファイルで中央モデルを上書きしようとします。

ファイルベース サーバベース
結果: ワークセット ファイルが既に存在するので、そのファイルを置き換えるとバックアップが失われる、というメッセージが表示されます。[はい]を選択すると、中央モデルへの上書きが許可されます。 適用外: [保存後、これを中央モデルの場所に指定]を常時選択する。

シナリオ 4: 関連付けられていないローカル ファイル、[保存後、これを中央モデルの場所に指定]オプションが有効

[保存後、これを中央モデルの場所に指定]オプションを有効にした状態で、関連付けられていないローカル ファイルで中央モデルを上書きしようとします。

ファイルベース サーバベース
結果: ワークセット ファイルが既に存在するので、そのファイルを置き換えるとバックアップが失われる、というメッセージが表示されます。[はい]を選択すると、中央モデルへの上書きが許可されます。 結果: 中央モデルを置き換えて上書きするか、操作をキャンセルするかを選択できるメッセージが表示されます。

シナリオ 5: ローカル ファイルを中央モデルに同期させる

ローカル ファイルを中央モデルに同期させようとします

ファイルベース サーバベース
結果: [中央モデルと同期]ダイアログを使用して、異なる中央モデルを選択できます。 結果: [中央モデルと同期]ダイアログの[参照]ボタンが無効になり、中央モデルの名前および場所を変更できなくなります。